「今夜は西麻布で」という誘いには、「きっと今まで何人とも一緒に行ったんでしょ?」と、遊び相手の影がちらついてしまう。

でも心配することなかれ。西麻布だからこそ、「この店は本命だから来てるんだ」と一目で伝わる店があるのだ。

しかも料理も旨いときたら、早速今夜のデートに予約するしかない!



テーブルや個室はビジネスシーンにもオススメ。デートであればカウンターは予約必須だ!
大人のわがままを叶えてくれる隠れ家『エゴジーヌ』

西麻布のど真ん中でサプライズを仕掛けたい時にピッタリの店がある。「egoist(わがまま)× cuisine(台所)」をコンセプトにしたレストラン『エゴジーヌ』は、フレンチを中心に和や伊のテイストを加え、ジャンルにとらわれない料理を提供してくれる。

料理はコースのみ。厳選した旬の食材を使い、シェフのオリジナリティ溢れる料理を少量多皿全10品と満足度の高い構成だ。

十分な席幅があり、ゆったりとプライベート感が感じられる作りの店内はビジネスシーンにも最適。デートであれば2人だけの時間を独占できるカウンターをオススメする。



コースの最初に登場する前菜の盛り合わせは、鮮やかな有田焼が映える

雰囲気のあるカウンターだからこそ、二人の距離が近づき彼女に本気の気持ちが伝わるはずだ。

この店で楽しむコース料理は、色鮮やかな有田焼で提供される。

フレンチの要素が強いが、器には和の要素が加わり、見た目にも美しい料理の数々にグルメな彼女のテンションも上がる。



ワンスプーンでいただくのは、「ウニのカッペリーニ」

大きなワンスプーンに美しく盛り付けられているのは「ウニのカッペリーニ」。

濃厚なウニを使った贅沢なソースはカッペリーニによく絡み、前菜としての量もちょうどいい。



メインは、フレンチらしくシンプルに肉の旨みが味わえる「鴨のロースト」

メインの後の食事には、土鍋で炊いた白飯と手作りのおかずが登場するサプライズ!フレンチのコースの最後に土鍋ご飯とお味噌汁が出てくるレストランなんて、これまでにあっただろうか?

フォアグラや、ウニなどを食べた後だからこそ赤出汁がホッとする、日本人で良かったと思える瞬間である。



メインの後の食事に、土鍋で炊いた白飯と手作りのおかずが登場するサプライズ

「色々なものを少しずつ」をコンセプトに大人のわがままを叶えてくれるフレンチ懐石。

斬新な料理と繊細な有田焼のコラボレーションは、グルメな彼女も満足するに違いない。


気軽においしいフレンチをカウンターで!



キッチンを囲うカウンター席
“ターブル・ドート”で味わう珠玉のすだち牛を使った数々『FRENCH MONSTAR』

フレンチなのにカジュアルに使える、大人だったらそんな隠れ家を一つは知っておきたいもの。西麻布だったらまず、ここを抑えよう。

星条旗通りの裏通りに誕生したフランス料理店『FRENCH MONSTAR』。グランメゾンでも、ビストロでも、ワインバーでもない、自宅に友を招き入れるような“ターブル・ドート”でもてなす。

扉を開けると、カウンター席に囲まれたキッチンがあり、シェフからはすべての客席が見渡せるようになっている。



「徳島県産 天恵さんのすだち牛イチボ肉のロースト 赤ワインソース」。メニューは季節などにより異なる。写真は一例

料理の主役となるのは、すだち牛や鳴門鯛をはじめとする、錦織氏の故郷・徳島の食材の数々。度々生産者のもとを訪れ、顔の見える間柄だ。

料理に合わせ、ワインも幅広くラインアップする。ローストと好相性の「シャンベルタン・ドメーヌ・アルマン・ルソー・ ペール・エ・フィス2008」など、ブルゴーニュを中心に希少銘柄も多くそろう。

最高峰の料理やサービスを経験したからこそできる、温かなもてなしが待っている一軒。小さなお店なので、ぜひ予約を。



「徳島県産 天恵さんのすだち牛 テール肉の赤ワイン煮込み」。メニューは季節などにより異なる。写真は一例



山手まきこ氏による真鍮のコルク置き


西麻布のバーのカレーが旨いんです!



カウンターの目の前には数百種類の酒が並ぶ
ワインやウイスキーに合わせる深夜のカレー『Bar Gojyuni-Ban』

西麻布のしっとりとしたBarには夜な夜な大人達が集う。800種以上の豊富な酒と本格イタリアンが楽しめる『Bar Gojyuni-Ban (バー ゴジューニ バン)』。

店名は、数百種類あるオリジナルカクテルの中で、52番目に生まれたカクテルの名前から付けられたという。

豊富な種類のカクテルだけでなく、500種類以上のウィスキーや150種類のワインを揃えており、さらに本格的なイタリアンが楽しめるとあって、深夜でも食事を求めて訪れる客も多い。



カウンターではしっとりとグラスを傾けたい

深夜の食欲を満たしてくれる人気メニューといえば「西麻布・ビストロビーフカレー」。老舗イタリアン出身の料理人が生み出した欧風カレーは、ベースとなる牛肉のスープをなんと2ヵ月もかけて仕上げるという力作ぶり。

そうすることで、牛肉の奥深いコクに炒め玉ねぎやトマトソースの旨みがプラスされ、濃厚な味わいに仕上がるのだ。しかし、後味にピリリと辛味が効いているので、濃厚と言いつつもしつこさを一切感じさせない絶妙なバランス。



伊万里焼の器で提供する「西麻布・ビストロビーフカレー」

このルーだけのオーダーも可能で、酒のアテにする常連客も多いのだとか。

ベストマッチの1杯はやはり、店名でもあるカクテル「52番」。とはいえワインにもウィスキーにも合う懐深いカレーである。


西麻布なのに優良コスパ、かつ深夜利用OK!



“良心的な価格帯がいい!深夜の西麻布で通いたくなるビストロ”『Lis』

階段を下りて地下1階の店に入ると、そこは西麻布のど真ん中とは思えない柔らかな空気が流れる小体なワインビストロ。

メニューボードにはフランスの田舎料理が書かれ、それらは主に1000円以下でノーチャージという良心価格も嬉しい。

計15席を店主の堀川裕治さんがひとりで切り盛りするここ『Lis』は、ネットでの情報も少なく、メディアに載せることが常連のひとり客たちに申し訳なくなる穴場である。



スープドガルビュー(¥1,400)はバスク地方で多用されるパプリカパウダーが味の決め手

フランスのママの味ともいわれる「スープドガルビュー」は、生ハムからいい出汁がでている、たっぷりの野菜と白いんげん豆のスープ。

素朴な味わいの中、ピマン・デスペレットがすごくいいアクセントになっている。

一皿一皿が手間暇かけて作られ、もうおつまみの領域を超えている。



こちらのグラタンのような、食べ応え抜群の主食メニューもあり。時にはカレーがあることも!(要確認)

堀川さんは銀座や赤坂のフレンチで経験を積み、4年前には、フランスの植民地だった国を中心にアジアを半年間フードトリップしたユニークな経験の持ち主。

真面目で穏やかな人柄が、初めてのひとり客をもほっとさせる環境を作りあげている。

流行を追い求める店が多い中、ぽつんとアットホームな場所がある。ついついふらっと立ち寄りたくなる貴重な存在だ。



鶏レバーや豚ロース、豚の喉肉が入った田舎風パテ(¥900)。丁寧な仕事と肉の旨みを感じる逸品



ドフィノワ(¥800)はじゃがいものクリームグラタンで、フランス・ドフィネ地方の郷土料理


大事な人と来たい店って、こんな店だ



入口の扉。エレベーターを降りた瞬間に、異空間に来たような空気を感じる。
五感をフル活用して楽しむ大人の隠れ家『Sì』

舌だけではなく、目や耳など五感をフル活用して楽しむ、いわゆる“劇場型”レストラン。普通の店では物足りないという欲張りな彼女をぜひ招待して欲しい。

レストラン自体がまるでひとつの舞台のような特別感があり、目の前で食材が華麗に調理されていく姿を楽しむことができるのだ。

店のコンセプトは「無垢」と「調和」。そのイメージの通り、店内は黒を基調にしたしっとり洗練された特別な空間が広がる。



「無垢」と「調和」を表現する、洗練されたスタイリッシュな空間。

扉を開けると目の前に飛び込んでくるのは、和と洋がミックスされた不思議な雰囲気を放つオープンキッチンカウンター。

敷居が高そうに見えるカウンターだが、気さくなシェフがカジュアルに出迎えてくれるからホッとする。この瞬間に、この店が“自分ごと化”できるのだ。



日本酒をあわせたくなる一皿「NUTA」。帆立や分葱のグリルと共に。メニューは旬により変化する

料理は木曜と土曜のみアラカルトでのオーダーが可能だが、それ以外の曜日は一斉スタートのペアリングコースが提供される。

既成概念にとらわれない独創的な素材とその可能性を愉しむため、メニューは1日10人限定コースの1本勝負。シェフは料理の修行経験はなく、逆にその自由な発想が新しい世界を見せてくれるというのだ。

さて、とある日の料理を紹介していこう。店の雰囲気からフレンチかと思いきや、最初の一皿は「NUTA」。そう、日本の伝統料理「ぬた」である。

そこにあわせるのは、分葱や帆立のグリル。思わず日本酒をあわせたくなる一皿だ。



皮のぷちっと弾ける食感と中のクリーミーなコントラストが至福「ブータンブラン」

フランスの郷土料理「ブータンブラン」は、いわゆる腸詰め。

ここでは肩ロースのみ使用し、皮がプチっと、中はとろける程に柔らかいムースのように仕上げられ、まさに至福の食感。

一緒に添えてあるのはレンズ豆。素材の旨みとほくほくの食感があり、ブータンブランの滑らかな食感をより引き立てる。



宇宙空間のように盛り付けられた「牛のシンタマ」。タマネギやジロール茸、トマトが美しく彩を添える。

メインの肉料理は牛や鴨を揃え、ジャンルレスの創作料理ではあるがどこかフレンチの要素が目立つ。

牛肉のシンタマは160℃でじっくり焼き上げ、玉葱やジロール茸とともにアートのように盛り付けられる。 シンプルに塩だけで素材の旨みがグッと感じられ、野菜も肉の味を引き立てている。



牛肉にあわせるのはビオの日本酒。有機米「亀の尾」100%使用した『大自然』。

空間から、そこにいる人間同士の会話、もちろん酒や料理全体と360°の調和を意識したこの店の新たなスタイルは、大人なら是非一度は体感したい。



小腹が空いたら〆をリクエスト。大根と共に鶏肉や桜えびが入った「大根飯」はお腹も満足。



こんなに大きな大根が丸々入った味噌汁、見たことない!