[8.31 W杯アジア最終予選 日本2-0オーストラリア 埼玉]

 屈強なオーストラリア守備陣に対し、決して当たり負けすることなく体を張った。日本代表FW大迫勇也(ケルン)はシュートこそ決まらなかったが、前線で存在感を発揮。チームの勝利に貢献した。

「体を張って起点をつくる、相手と戦うことはドイツでも大事にしている。(オーストラリアの選手は)体はヨーロッパ寄りというか、ガッチリしているし、自分がやるべきことを心がけた」

 前半23分に強烈なミドルシュートを放ち、先制後の前半44分にはDF酒井宏樹の右クロスに右足ボレーで合わせたが、わずかにゴール右へ外れた。後半37分のチャンスにはシュートが大きくクロスバーを越えるなど、無得点のまま後半42分に交代。これには「ゴールは狙っていた。ただ、残念でした」と悔しさを隠さなかった。

 昨年11月に約1年半ぶりの代表復帰を果たすと、復帰初戦となった11月11日の国際親善試合・オマーン戦(4-0)でいきなり2ゴール。それ以降、FW岡崎慎司が君臨していたセンターフォワードの定位置を勝ち取り、負傷のため欠場した3月28日のW杯アジア最終予選・タイ戦(4-0)を除けば、国際Aマッチ6試合連続で先発している。

 とはいえ、オマーン戦以降のゴールは6月13日のW杯アジア最終予選・イラク戦(1-1)の1ゴールのみ。「ゴールをもっともっと決めたい。ゴールで周りを納得させられるようにしたい」と、自分自身、満足できる結果ではない。14年のブラジルW杯は2試合に先発したが、不完全燃焼のまま終わった。来年のロシアW杯を見据えるエースは「まだまだこれから。このままじゃ勝てない。まだ1年ある。ここからみんな成長していけると思う」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)


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