[8.31 W杯アジア最終予選 日本2-0オーストラリア 埼玉]

 長らく日本代表を牽引してきた“核”に出番は訪れなかった。バヒド・ハリルホジッチ監督が24日のメンバー発表会見で「彼らの存在自体がチームにとって重要」と名指ししたMF香川真司とFW本田圭佑は、歓喜の瞬間をベンチから見守った。

 先発に抜擢されたリオデジャネイロ五輪世代のFW浅野拓磨とMF井手口陽介がゴールを決め、過去のW杯予選で未勝利だった“宿敵”オーストラリアを撃破。ホームで6大会連続6回目のW杯出場を決め、香川は「メンバーが入れ替わった中で、だれが出ても勝ち切ったことはすごくよかった」と、チームで勝ち取ったW杯への切符を喜んだ。

「チームにとって、すごく刺激になる勝利。W杯を決める4年に一度のゲームであれだけのプレーを見れたことは僕自身にとっても刺激になった」。大舞台で躍動した若手を香川が称えれば、本田は「今日は俺じゃないでしょ」と笑みをこぼしながらミックスゾーンを通り抜けた。

 この日の浅野、井手口だけでなく、最終予選を通じてFW原口元気、FW大迫勇也、FW久保裕也らが台頭。特に攻撃陣で世代交代を印象付けた。「特に若い選手がこの最終予選は心強かった。結果を残している」。素直にそう受け止めた香川。ロシアW杯まで1年弱、定位置争いはさらに激しさを増していくはずだ。

(取材・文 佐藤亜希子)


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