[8.31 W杯アジア最終予選 日本2-0オーストラリア 埼玉]

 6大会連続のW杯切符を日本にもたらした立役者は、最後の最後に“もう一仕事”をやってのけた。日本代表FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)は1-0とリードした後半30分にFW乾貴士と交代でピッチに立つと、左サイドから果敢にアタック。深い切れ込みからチャンスを次々とつくりだすと、後半37分には相手DFと激しく競り合いながらも粘ってつなぎ、MF井手口陽介の追加点につながった。

 21歳のダメ押しゴールをお膳立てした原口は満面の笑みでニューヒーローを称えると、「出るチャンスが来るというのはなんとなくイメージできていた。最後はチームが勝てたし、攻守で助けられればと思っていたので良かった」と、安堵の表情を浮かべた。

 昨年9月1日、ホームの埼玉スタジアムで行われたアジア最終予選の初戦でUAEに1-2で敗れた。“W杯出場確率0%”という最悪の滑り出しとなったが、UAE戦後の第2戦から先発に抜擢された原口は最終予選4試合連続ゴールを記録するなど、日本が最も苦しかった時期に獅子奮迅のプレーを見せ、ハリルジャパンを窮地から救った。

「今日は途中からだったけど、予選を通じてやれたこともあった。でも、まだまだ。もっと日本に貢献したい」と原口。ロシアで暴れるイメージをこれからどんどん膨らませていくはずだ。

(取材・文 矢内由美子)


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