女性はホルモンバランスの乱れで心身に不調が出やすい。月経痛、月経不順、月経前症候群などを改善するツボマッサージで自分自身をいたわろう。

腰やおなかのツボは骨盤内臓器の機能を調節し、ホルモンバランスを整える

月経痛、月経不順、月経前症候群(PMS)など、月経にかかわる不快な症状は女性にとって悩ましい問題です。初経から閉経までの長い期間に、これらの症状に悩まされることのない女性は少ないでしょう。

背中や腰、おなかのツボを使ったマッサージは、骨盤内の血行をよくし、生殖器などの骨盤内臓器の機能を調節し、全身状態も改善してくれます。それによってホルモンバランスが整い、生理中の痛みや不快感、月経不順などが改善されます。

まず、図にある腰とおなかのツボをゆっくり押してください。手を当てて冷えているようでしたら、簡易カイロなどで温めてから行うとより効果的です。

*一般的なツボの探し方、マッサージの方法は、『目が疲れたときのツボとマッサージ方法-イラスト解説付き』を参照してください。

仙骨にある4つの孔(仙骨孔)は、上から上りょう、次りょう、中りょう、下りょうというツボに当たり、骨盤内の生殖器の機能調節に特に効きます。月経中に腰が冷える女性は、ここにお灸をすえるのもおすすめです。

頭や手足のツボは心身のバランスを整え、さまざまな心身の不調に効く

月経前症候群(PMS)の人、また月経中や更年期など女性特有の期間には、「冷え」「のぼせ」「眠気」「不眠」「無気力」「頭痛」「不安」「イライラ」「憂うつ」など、さまざまな心身の不調が現れます。頭や手足のツボを使って心身のバランスを整え、これらの症状を改善・解消しましょう。

肋骨の際にある「期門」も、イライラ解消に効くツボです。心が不安定なときは、下腹部にある「関元」(へそから指幅4本分下)の上に手を当ててゆっくり深い呼吸をしましょう。武道や呼吸法などで「丹田」または「へそ下丹田」と呼ばれるツボが関元の奥にあります。この丹田に気を集めることで気持ちが落ち着きます。

経血量を改善すると腰やおなかの不快な症状に効き、冷えも改善

経血量が多い女性は、経血の量を改善するひざ上の血海やおなかのつぼにお灸をすえたり、ゆっくり優しくもんだり押したりしてください。月経中の腰の重だるさやお腹の鈍痛に効きます。同時に、下腹部が冷えやすい人は冷えも改善します。「女性のツボ」と言われる脚の三陰交は、骨盤内の血行をよくして冷えを改善し、月経トラブルによく効きます。

また、気を補う「補気」のツボである腰の「腎兪」「志室」のマッサージや指圧は、経血で失われたエネルギーを補ううえからもおすすめです。さらに、元気を作る足三里もおすすめです。

女性の心と体は、女性ホルモンの影響を周期的に受けて不安定になりがちです。不規則な生活や体を冷やす習慣は、ホルモンバランスを崩して不調を招く原因になります。生活習慣を整えるとともに、今回紹介したツボマサージで自分自身をいたわってあげてください。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2014年9月に配信された記事です