16番パー3の217ヤードで、見事ホールインワン達成!(撮影:鈴木祥)

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<フジサンケイクラシック 初日◇31日◇富士桜カントリー倶楽部(7,566ヤード・パー71)>
午後組の中でも注目を集めた、2週連続優勝を狙う池田勇太は3番、8番、13番とボギーが先行。17番パー5で1つ取り返したが、2オーバー34位タイで初日を終えた。
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まだまだ十分巻き返しを図れる位置につけるも、「グリーンを狙ったショットを外してばかりで、2メートルくらいのパーパットを残す苦しい展開。今日の天気のような霧がかかったゴルフだったね。明日は気持ちを切り替えて、気分よくプレーできたらいいな」と不機嫌に言葉少なめ。
そんな池田のコメントに象徴されるように、午後組はスコアを伸ばせない重苦しい気配が全体に漂っていたのだが、そんな雰囲気をスパッと払拭して明るい話題を提供してくれたのが薗田峻輔。16番パー3の217ヤード。5番アイアンを手に、見事ホールインワンを達成。フジサンケイクラシックが富士桜カントリー倶楽部で開催されるようになった2005年以来、同年のI・J・ジャン(韓国)、2008年のフランキー・ミノザ(フィリピン)に次いで3人目の快挙となるのだが、何といっても同ホールでのホールインワン賞には、繰越賞金が贈られるだけに、その価値は一際高い。
2009年から300万円でスタートし、達成者がいない場合は毎年100万円が繰り越され、2014年に上限である800万円に達したままとなっていた。残り3日間、同ホールで達成者がいれば複数均等割りになるが、その可能性が極めて低いことを考えると、ほぼ、薗田の一人占めで間違いないだろう。
「いい感じでショットができて、その余韻に浸ってボーッと打球を追っていたら、カップにカコンと消えるのが見えました。まぁ、ものすごく気持ちよかったです(薗田)」。
16番ホールを迎えた時点では3オーバー。「最近、調子は決して悪くはないのに、ショットがかみ合わずに思うようなゴルフができていませんでした。今日もバックナインでバーディが取れなくて気分がよくなかったんですが、あの1打はピン方向にうまく打てて、打った瞬間から気持ちよかったんですよね。これがいいきっかけになって、調子が上向いてくれるとうれしいです」。
フジサンケイクラシックといえば、思い出されるのが2010年。薗田は石川遼と4ホールにわたるプレーオフの末に惜敗したが、その本戦中、バンカーからホームランしたボールが偶然テレビ中継のブースを直撃してグリーンに跳ね返ってきたり、ラフからのアプローチがピンフラッグにくるりと包まれて真下に落ちる、いわゆる“旗包み”のミラクルショットでギャラリーを湧かせていた。今日のミラクルショットも、上位進出のために、ぜひとも生かしたい。
「そうですね、せっかく1オーバーで初日を終えられたのですから。複数均等割りの可能性? あぁ、もう全然いいですよ。副賞のお金よりも、欲しいのは優勝のタイトルですから」という薗田。2010年の悔しさは忘れていない。そのときの借りを返すにも絶好のチャンスだ。
16番ホールグリーン、手前から31ヤード、右から6ヤードのピン位置に決めた今大会のコースセッティングアドバイザー、細川和彦に薗田のホールインワンの感想を求めると「ゼネラルプロデューサーの戸張捷さんとも話したんですが、あのピン位置に対して果敢に攻めたご褒美ですね」とのことだった。
文・伊藤昇市
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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