【警告】日本=大阪(42分) オーストラリア=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】井手口陽介(日本)

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[ロシアW杯アジア最終予選]日本2-0豪州/8月31日/埼玉スタジアム2002

【日本代表PHOTO】浅野、井手口のゴールでオーストラリア撃破、W杯出場決定!

【日本代表・総評】

  高い位置からの守備が機能し、スタートからペースを掴んで相手を押し込んだが、攻めあぐねる展開。しかし41分、長友のクロスを浅野がボレーで流し込み、幸先良くリードを奪う。後半も良い入り方ができたなか、ケイヒルを投入して攻撃の迫力を増した相手にやや手を焼く場面もあったが、井手口のミドルで勝負あり。盤石の戦いぶりでロシア行きを決めた。
 
【個人採点・寸評】
GK
1 川島永嗣 6
相手のミドルが吉田に当たってコースが変わり、ポストを叩くヒヤリとした場面も。49分にはイラク戦の失点を想起させる場面もあったが、最後まで安定感は失われなかった。
 
DF
3 昌子 源 6.5
球際激しく、素早いカバーリングでピンチを未然に阻止。CBコンビを組んだ吉田との連係も問題なく、自陣ゴール前に堅牢な壁を築いた。
5 長友佑都 6.5
相手の背後を突くクロスで浅野のゴールをお膳立て。62分のCKのこぼれ球を拾ってからのループシュートも。対面のレッキーにもほとんど仕事をさせず、最後までベテランらしく冷静なプレーで全体を整えた。
 
19 酒井宏樹 6.5
多彩な球種のパスでアタッカー陣を走らせるなど、攻撃面の活躍ぶりが光る。35分、ミドルレンジから狙ったが、力が入り過ぎたか、ミートせず。自陣エリア内での守備も危なげなかった。
 
22 吉田麻也 6
相手に前を向かせない鋭い出足を披露。イージーなミスがいくつかあったが、入ってくるボールを何度も撥ね返すなど、隙を与えないディフェンスで最終ラインを引き締めた。
 
MF
2 井手口陽介 7.5
MAN OF THE MATCH
イラク戦に続き、スタメンに抜擢。ファーストタッチでボール奪取に成功するなど、精力的なハイプレスで相手のリズムを狂わせた。守備面で多大な仕事ぶりを見せた男は、勝負を決める強烈ミドルを叩きこむ。文句なしのMOMだ。
 
16 山口 蛍 6
序盤から積極的に前に出て、攻撃に勢いをもたらす。守備時に確実にスペースを埋めるフリーランを見せ、井手口が上がった際のリスクマネジメントも完璧だった。
 
17 長谷部誠 5.5
左右への散らしは落ち着いていて、精神的支柱としても存在感を見せたが、危険な位置でのボール逸など致命的なパスミスが散見されたのは減点材料だ。

FW
14 乾 貴士 6(75分OUT)
14分には巧みなステップで敵をかわし、惜しいシュートを放つ。フィニッシュワークで正確さが足りなかったか。果敢なプレスバックは評価したい。
15 大迫勇也 6.5(87分OUT)
成功率の高いポストプレーはもはや芸術だ。収められなくても、簡単に相手にボールを渡さない粘り強さでチームを助けた。23分、82分にゴール正面から狙ったが、決め切れなかった。
 
18 浅野拓磨 7(89分OUT)
16分、井手口のクロスをヘッドで合わせるも、これは枠の外。だが41分には長友のクロスを左足で丁寧に合わせ、値千金の先制弾をゲット。先発起用に見事に応えた。
 
交代出場
FW
8 原口元気 6(75分IN)
乾との交代でピッチに立ち、左ウイングでプレー。入ってすぐ、カウンターからのドリブルでチャンスメイクなど、持ち味は見せた。
 
FW
9 岡崎慎司 ―(87分IN)
前線でチェイシングを繰り返し、反撃に出ようとする相手をけん制。残念ながら相手ゴール前でのプレゼンスは示せなかった。
 
FW
11 久保裕也 ―(89分IN)
限られたプレータイムのなか、シュートまで持ち込むシーンもあったが、敵の懸命な守備の前で思いどおりに打てなかった。
 
監督
ヴァイッド・ハリルホジッチ 6.5
浅野、井手口の抜擢が大当たり。中盤にボランチタイプの選手を3枚並べ、アグレッシブな守備でリズムを作り、攻撃へとつなげる戦略がハマり、オーストラリアに完勝。ワールドカップ出場を決めた。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。