キーオン・ブロクストン【写真:Getty Images】

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ブルワーズ中堅手ブロクストン、9回2死から逆転弾強奪のスーパープレー、守護神驚き

 米大リーグで史上最高クラスの“ゲームセット捕球”が飛び出し、話題を呼んでいる。9回2死から入れば逆転弾という本塁打性の打球を、中堅手がフェンス際でジャンピング好捕。試合終了に導いたスーパープレーを球団公式ツイッターが動画付きで紹介している。

 あと1人から逆転弾か――。入れば試合をひっくり返される本塁打を“強奪”したのは、ブルワーズの中堅手、ブロクストンだ。

 30日(日本時間31日)の本拠地カージナルス戦。6-5で迎えた2死一塁。カウント1-2からの4球目をカージナルスのグリチャックが強振。センターへ痛烈にはじき返した打球はグングン伸びた。入れば土壇場で試合をひっくり返される逆転2ラン。驚異の跳躍力を発揮したのがブロクストンだった。

 背走しながら中堅フェンス間際でタイミングを合わせると、勢い良くジャンプ。懸命に左手で伸ばしたグラブに白球は収まった。直後にグラブはフェンスを越えたように見えたが、しっかりと捕球したまま着地。この瞬間、試合終了となった。

実況&ファンも絶叫、守護神は驚嘆…それぞれの表情がプレーの重大さ物語る

 球団公式ツイッターが紹介した動画では、実況もファンも絶叫。本塁打の打球だけでなく文字通り、勝利ももぎ取ったブロクストンは舌を出し、ジャンプしながら何度も両手を挙げ、大ファインプレーを誇示した。

 VTRでは固唾をのんで見守っていたマウンド上の守護神クネベルも捕球の瞬間、驚いたような表情を見せると、渾身のガッツポーズを披露。それぞれの表情が、ブロクストンのプレーがいかに重大だったかを物語っていた。

 コメント欄でも、ファンから「素晴らしい」などと称賛の声が続々と上がっていた。ブロクストンは8回から守備固めで途中出場。最高の形で役割をこなした外野手の史上最高クラスの“ゲームセット捕球”はいずれにしても脳裏に焼き付いただろう。