W杯出場の扉を開いた浅野、ハリル抜擢に応え決勝弾 「あれを狙っていた」 

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前半41分、長友のパスに反応 「良いボールをくれた」

 進境著しい“ジャガー”がロシアへの扉を開いた。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦、先発起用されたFW浅野拓磨(シュツットガルト)は前半41分に決勝弾となる先制ゴールを決め、2-0勝利に貢献。浅野は「僕たちの世代がどんどん底上げをしていかないと」と世代交代を印象づける言葉を残した。

 バヒド・ハリルホジッチ監督の抜擢に応える一撃だった。ドリブルで持ち込んだDF長友佑都(インテル)がペナルティーエリア手前の左から右足でクロスを入れると、浅野がタイミング良くディフェンスラインの裏に抜け出す。相手ゴール前で完全にフリーになった背番号18は冷静に左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。

「逆サイドでボールを持ったら、あれを狙っていた。ユウトさんが良いボールをくれたので合わせるだけでした。それは僕の特徴だし、それなくして日本に貢献できないと思っていたので、ゴールに貢献できて良かったです」

 浅野はゴール以外にも、ポゼッション主体で攻めるオーストラリアに対して積極的なプレスバックを見せ、攻守に奮闘した。後半44分にFW久保裕也(ヘント)と交代する際、ピッチを離れる際には万雷の「アサノコール」を浴びた。 オーストラリア戦でのW杯予選初勝利は、同じリオ世代のMF井手口陽介(ガンバ大阪)のゴールとともに世代交代を印象づけた。

世代交代に自信「脅かしていきたい」

 その点について触れられると、浅野は力強くこう話した。

「僕たちの世代が底上げをしないといけないし、もう若い世代ではないので、上の人たちをどんどん脅かしていきたい」

 長年にわたって日本の前線はFW本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)、FW岡崎慎司(レスター・シティ)が務めていた。このオーストラリア戦は、その序列を覆す意味で、日本代表にとって大きなターニングポイントになったのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images