日本が豪州を2-0で破り6大会連続W杯出場! ハリル采配的中、浅野&井手口が歓喜の一撃

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勝ち点を20に伸ばしグループB首位通過確定

 日本代表が1998年フランス大会から6大会連続6回目となるワールドカップ(W杯)本大会への出場を決めた。

 31日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦は、FW浅野拓磨(シュツットガルト)と井手口陽介(ガンバ大阪)のゴールで日本が2-0と勝利。グループBで勝ち点を20に伸ばし、1試合を残して首位通過を決めた。

 日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督はMF本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)の二枚看板をベンチスタート。中盤をトリプルボランチに近い構成にし、前線は右に浅野、左には乾貴士(エイバル)を起用した。

 立ち上がりは前線から激しくプレスに出た日本だったが、次第に相手の攻撃を待ち受ける時間が長くなった。3バックシステムでロングボールではなくグラウンダーのパスをつなぐオーストラリアに対して、アジアサッカー連盟(AFC)が公開しているデータでは約65%のポゼッションを許したが、ペナルティーエリア内に侵入されるような大ピンチはほぼなかった。

 一方の日本は右サイドバックのDF酒井宏樹(マルセイユ)のオーバーラップからチャンスになりかける場面が見られたが、浅野の動き出しが噛み合わずにビッグチャンスにはつながらず。FW大迫勇也(ケルン)による距離のあるシュートがあったくらいで、なかなか決定機は作り出せなかった。

 このままスコアレスで前半終了というムードになっていた前半41分、日本は攻撃参加したDF長友佑都(インテル)が左サイドから右足で入れたクロスに対し、ラインを高くしたオーストラリアの背後を取った浅野がゴール前でフリーに。冷静に左足ボレーで流し込み、1-0と貴重な先制点を得てハーフタイムに突入した。

途中出場の原口から井手口が殊勲のゴール

 後半もオーストラリアにボールを持たせつつ、日本は自陣に網を張ってカウンターを狙う構図のゲームになった。なかなか日本の守備を打開できないオーストラリアは同16分にベンチスタートだったエースFWユリッチを、さらに同25分には“日本キラー”のFWケーヒルを投入し、同点ゴールへの圧力を高める采配を見せた。

 ハリル監督の最初のカードは同30分、左サイドを駆け回った乾に代えてFW原口元気(ヘルタ)をピッチに送り込み、運動量とカウンターの鋭さをキープする策に出た。その原口はさっそく同32分に左サイドを突破してラストパスを供給。井手口がシュートを狙ったが、ゴールのカバーに入った相手DFに阻まれた。

 日本にとって大きな追加点をもたらしたのも、その2人だった。同38分、敵陣で原口がボールを奪い取ったところにフォローした井手口にショートパスをつなぐと、ゴール正面やや左サイドから井手口が右足を一閃。鮮やかなミドルシュートがゴールに突き刺さり、喉から手が出るほど欲しかった追加点を手にした。

 日本はこのままリードを守り切って2-0でタイムアップの笛を迎え、来年のロシアW杯本大会への切符を手にした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi