(前回までのあらすじ)

子どもをのびのびと自然豊かな場所で育てたいという思いから、東京から栃木への“Iターン・Uターン”を決めた、僕たち家族。

いよいよ、大工さんの作業は室内へ進んできました。

※ 【フォトグラファー栃木に家をたてる】今までのシリーズを見てみる

■娘も大喜び!いよいよLDKと書斎の天井の作業へ!


娘も家が形になって来てなんだか嬉しそうです。

大工さんとも仲良くなって来ましたよ。

軒天井の杉の羽目板の作業も終わり、大工さんの作業は室内へ。この時点で5月上旬(遅れていて、すみません……)。

そして、作業は「LDK」と書斎の「勾配天井」に進んできました。

■「勾配天井」の作業中、大工さんに気になることを言おうとしたら…

書斎の天井は当初、「勾配天井」にするつもりはありませんでした。

しかし予算上、書斎の広さを縮小することになったので収納スペースが減ってしまうことと、閉塞感のある中でパソコン作業をするのが嫌だったので、勾配をつけることにしました。

仕事で使う長尺物のペーパーや布などは、勾配の高い方に収納スペースを作って、そこに置くことにしました。

また、デスクワークしやすいようにデスクの上部天井は、勾配に合わせて斜めに「ライティングレール」を付けていただくことにしました(実はちょっと夢でした)。

そして、上の写真のように勾配に合わせてレールを埋め込めるように加工してもらいましたが、少しレイアウトが難しいなと思ったり、これだと閉塞感はなくならないと思っておりました。

考えたら、裏の実家に長い荷物は置けるし、ここまでしなくてもよかったかなとも思いましたが、さすがにそれは言い出せませんでした。

その時、伴さんが察知してか、「(ライティングレールの位置を)収納にしようとしている側にした方が、使い勝手が良いと思いますよ」と言ってくれました。

「さすがにここまで作業が進んでるのに大丈夫なのですか?」と聞くと「今ならまだ間に合うのでやりましょう!」と快く言っていただきました。

お〜なんという柔軟性! 普通だったら、今さら何を言ってるの?ってことだったでしょう。

できあがってから言われたのでは遅いので、間に合う段階で言ってもらえる方が良いとは、伴さん。

とてもありがたい。おかげですごく理にかなった快適な書斎になりそうです。

現在は、上の写真のような感じに加工し直してもらい、とてもいい感じに仕上がっております。

■LDKの羽目板天井の作業へ。そこで、また「首切り」を目撃!?

大工さんの作業は、LDKの杉の羽目板天井の作業へ移っていきます。

天井が進んでくると、ひときわ家っぽさが増してきます。

LDKの杉の羽目板にはダウンライトもダイニングのライトもつきません。

だから、天井には唯一の土間にペンダントランプをつけることにしていました。

ここにはお気に入りのガラス作家さんのペンダントランプをつける予定です。

美しい杉の羽目板天井はこの家の特徴でもありますので、できるだけ何もつけないようにしていただきました。

こんな感じで、ぐるっと一周、手作業で溝を作っていきます

以前にも書きましたが、大工さんの作業で特にすごいなと思ったのは、柱と羽目板天井の取り合う「首切り」という恐ろしい名前の技術です。

柱をぐるりと一周1cmほど削りって、杉板を差し込んでいきます。

こうすることによって、柱の経年変化による隙間を最小限少なくすることができるのです。

「首切り」が仕上がるとこんな感じ。なんとも言えないほど、美しい!

差し込む杉板も、現場で加工していきます。

その仕上がりがなんとも美しいです。

こういった知らないと気がつけない技術こそが、本当にすごいなと思います。

天井が仕上がってきて、1Fからの2Fの景色も随分と変わりました。

そして、家づくりはまだまだ続いていきます。

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僕が「栃木」を選んだワケ