世界中で社会現象的な人気を巻き起こしたドラマ『ゴシップガール』。今年で初放送2007年9月19日から10周年を迎えたことを記念して、これまであまり知られてこなかったトリビアが『ヴァニティ・フェア』誌で解禁に。その中から8つをピックアップしてお届け!

女優を辞める予定だったブレイク・ライブリー

セレーナ役のブレイクは、『ゴシップガール』の話をもらったのは18歳の頃。その頃にブレイクが考えていたのは「女優はアートでもあるけど、ビジネスでもある」ということ。そして、アーティストタイプの自分にはあまり向いてないかも…と思ったそう。

そんな訳で、すでに女優を辞めて大学へ通うことを決心していたブレイクは『ゴシップガール』出演に興味を示さず。ところが原作本のファンブログで「セレーナ役にはブレイクがぴったり!」と騒がれていたこともあって、特にクリエイターの1人であるジョシュ・シュワルツが引かなかったよう。

大学に行きたいことを理由にブレイクが断るも、「週に1日はコロンビア大学に通えるから。それに1年が過ぎれば落ち着くよ。正式に文面にはできないけど、普通の人生に戻り、学校にも通えるようになるから。約束する」と説得。しかしそんな約束は守られず…。でも、ブレイクは「文面にできないってことはそういうことだから」と、その時のことを笑い話にしているみたい。

何が何でもブレアを演じたかったレイトン・ミースター

オーディションに参加した時、ブロンドヘアだったというレイトン。しかし、セレーナ役のブレイクが同じくブロンドだったことなどから、レイトンはその場で洗面台に行って髪の毛を染めてきたんだとか!

レイトンにはブレア役が合わないと思っていたネイト役のチェイス・クロフォード

オーディションでレイトンに初めて会った時、「絶対ブレアには合わない」と思ったと言うチェイス。ところが撮影が始まった途端、一瞬でブレアになりきったレイトン。トレードマークになったヘアバンドを着けていたずらっぽく笑いながら椅子に座った姿を見て、その演技力に驚かされたという。

キャストの中には有名になることが怖かった人も…

ブレイクもその一人。

「私はすごくシャイだから、名前を知られるのが怖かった。一度この役をすれば、もう二度とこれまでと同じように気軽に家を出ることはできない」と考えたそう。

ネイト役のチェイス・クロフォードもそう。

「当時は有名になったことを楽しんでいたと思っていたけど、よくよく考えれば全然そうじゃなかった。有名になることに全く慣れないよ。僕はすごく内向的だから、注目の的になるのは好きじゃないんだ」

ブレイクとレイトンは親友ではなかったけど、宿敵でもなかった

撮影時は「キャスト同士が犬猿の仲」などと囁かれていたけれど、ジョージーナ役のミシェル・トラクテンバーグによると現状は全く違ったという。

「全然仲悪くなかったわ。クールなメンバーだった。それに、全員仕事が多すぎてそんなドラマチックな喧嘩などする暇がなかったの」
ブレイク・ライブリー レイトン・ミースター ゴシップガール

さらに脚本家のジョシュア・サフランはブレイクとレイトンは実際の性格は全く違うし、友達でもなかったと明かした。

「フレンドリーに会話はするけど、友達ではなかった。ブレイクは現場にも馴染んでいて、『今日はあそこに行くの』とか『あのレストランにはもう行った?』と話していた。でも、レイトンは撮影が終わったら、隅っこで本を読んでいるタイプ。それでも撮影が始まると本物の友達のように見えるんだよ」

ブレイクとレオナルド・ディカプリオの交際が脚本に影響を与えた?

ブレイクは2012年に映画『野蛮なやつら/SAVAGES』と撮影が重なったため、『ゴシップガール』をロサンゼルスで撮影することをリクエスト。さらに、当時レオ様と交際していたブレイクを見て、西海岸でのストーリーに書き換えることにしたそう。脚本家のサフランは当時ブレイクがレオ様に送っていた写真には驚かされたと話した。

「ブレイクはある人形を写真に撮り、レオに送ってたんだよ。すごく斬新だったよ。Instagramができる前の時代だからね。自分の人生を写真で表現していた、すごく新しかった」

破局したことを内緒にしていたペン・バッジリーとブレイク

ドラマの中だけでなく、実際に交際していたダン役のペンとブレイク。しかし破局後も、数カ月にわたって秘密にしていたそう。サフランは当時のことをこう話した。

「誰も知らなかったんだ。それって2人が俳優としてどれだけ才能があるか証明しているよね。彼らは私生活が撮影に影響しないよう、破局を内緒にしていたんだよ」
ペン・バッジリーとブレイク・ライブリー ゴシップガール

ブレイクはドラマの続編に賛成!

「もちろん! 私は良いもの、面白いものには大賛成よ。みんなこのドラマに恩を感じてるしね」

しかし、レイトンはイマイチ乗り気ではなさそう。

「続編の話はあまり聞かないわ。もしみんなが本気で続編を作りたくて、タイミングが合えば…。絶対にないとは言えないわ」

初めて撮影で集まった時には、キャスト全員が「これは特別なものになる」と感じたという『ゴシップガール』。裏話を聞くのも面白いけれど、ファンが一番心待ちにしているのは続編なはず…♡