星州のTHAAD配備用地(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国国防部と在韓米軍が、早ければ来週にも米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の慶尚北道・星州の配備地に、追加配備する4基の発射台と配備のための工事資材を搬入するもようだ。

 現在、環境部が実施している小規模環境影響評価の検証作業は事実上、終了段階に入っている。韓国軍の関係者は31日、「環境部から、現在進行中の環境影響評価検証手続きが完了したとの通知はまだない」と述べた上で「環境部から数回の補完要求があって資料を提出し、(作業が)進行中であることから最終段階とみられる」と明らかにした。

 THAADの発射台4基と追加配備のための工事資材の搬入は、環境部から検証作業を通過したとの通知を受けてから進められる見通しだ。

 在韓米軍はいつでも発射台と工事資材を搬入できるよう、準備を終えたとされる。

 国防部の徐柱錫(ソ・ジュソク)次官はこの日の国会国防委員会全体会議で、韓米間の準備が終わればTHAADの追加配備を進めると説明した。

 政府の動きや関係者の発言を総合すると、THAADの追加配備の時期はそう遠くないとみられる。

 国防部の宋永武(ソン・ヨンム)長官がこのほど星州と、隣接する金泉の関係者ら約20人にTHAAD配備に理解を求める趣旨の手紙を送ったことも、配備が迫っていることを示している。

 韓国軍内などでは、宋長官が米国訪問を終えて帰国する来月2日以降に追加配備作業が進められる可能性が高いとの観測が出ている。

 一般的に小規模環境影響評価には30日間かかり、必要な場合10日間の延長が可能だ。来月4日が40日目になる。

 一方、在韓米軍側はTHAADの装備をはじめ、すでに星州の配備地に搬入した装備の稼働について韓国軍の関係者に困難さを訴えていると伝えられた。

 今は装備を発電機で稼働させているが新たな配備により相当な燃料を消費する上、配備反対派の妨害などのため陸路での安定的な燃料供給が難しく、ヘリコプターでの頻繁な移送も困難だという。