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9月8日よりNHK総合でスタートするドラマ10『この声をきみに』(全8回 毎週金曜 22:00〜22:48)の試写会が8月31日、東京・渋谷の同局で行われ、竹野内豊、麻生久美子が出席した。

脚本家・大森美香のオリジナル作品となる同ドラマは、静かなブームを呼んでいる朗読教室を舞台にしたヒューマン・コメディ。家族に捨てられた偏屈な数学教師の穂波孝(竹野内豊)を主人公に、人生を変えるために訪れた朗読教室でミステリアスな女教師・江崎京子(麻生久美子)や個性的なクラスメイトとともに新しい自分を見つける猛レッスンが始まる、というストーリーとなっている。

主演の竹野内豊は、同ドラマでNHKの連続ドラマで初主演。「麻生さんをはじめ素敵なキャストの方々と地に足がついた素晴らしい作品に参加できて大変光栄でうれしく思っています」と感謝の言葉を口にし、「朗読劇が物語の根幹にあり、スマホやパソコンがあれば自分の思いを伝えられる時代ですけど、LINEとかメールでは伝えられない人の温もりをご覧いただけると思います」とアピール。劇中では、ダメ男を演じており「演じていてとにかく歯がゆくて情けなくて、途中から逆に『お前頑張れ!』と応援したくなりました(笑)」と感想を。役との共通点を「自分も心にポッカリ穴が開いているところがあって。そういうと記事になっちゃいますね(笑)。でも誰にでも大なり小なりあると思うんです。僕も46年生きているので色々とありますよ」と意外な言葉を口にして笑いを誘っていた。

その竹内扮する孝が訪れた朗読教室で、暗い過去を持ったミステリアスな先生役を演じたのが麻生。物語が進むにつれて2人は急接近していく。「竹野内さんをはじめキャストの皆さんも素敵な方たちばかりで、ワイワイやりすぎて、ちょっとうるさいぐらい撮影しています」と楽しんでいる様子。「きっと孝さんは生き方を変えたい人。私も今こうやって皆さんの前でお話をさせてもらっていますが、こういう場が苦手で帰りたいと思っていた人間なんです」と告白するも、「声に対しても苦手意識があり、この作品を通して自分の声と向き合い、さらに好きになっていけたらと思います」と苦手意識の克服に意欲を見せていた。