世界最大級のTレックス化石修復へ、米博物館が2019年春に再展示

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[30日 ロイター] - 米シカゴのフィールド博物館は30日、「スー」の愛称で親しまれている白亜紀の恐竜Tレックスの化石の展示を暫く休止し、最新の知識を反映した再修復作業を施したうえで2019年に再展示すると明らかにした。

スーは、1990年にサウスダコタ州で発見され、発見者の名前にちなんで名づけられた。全長12.3メートルのスーは、これまでに発掘されたTレックスの化石としては世界最大級で、最も完全で最も良い保存状況にあった。

来年2月に展示スペースから撤去され、2019年春に新たなスペースで再展示される。

博物館の担当者によると、今回の修復で最も注目されるのは、肋骨に似た働きを持つ胃層骨片と呼ばれる骨の追加。これは胃部にかけて存在し、呼吸を可能にしていたとみられている。この骨を追加することで、スーの大柄さや膨らんだ胃のイメージが分かるようになるという。鎖骨や肋骨の位置なども過去の誤解を正した状態に修正される。

さらに、コンピューターモデルの解析をもとに、スーの体重をこれまでの5─7トンから9トン以上に修正するという。