危険を顧みず不発弾を抱えて走る警察官(画像は『Metro 2017年8月28日付「Policeman sprints with 20lb live bomb on his back to save 400 school children」(Credit: Caters)』のスクリーンショット)

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多くの人の命を守るため、危険を顧みず不発弾を持ったまま学校から1キロ離れた場所まで疾走した警察官のニュースがインドから飛び込んで来た。勇気ある行動を取ったこの警察官の映像は、SNSで拡散しているもようだ。

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マディア・プラデーシュ州サーガル地区のチトラという小さな村で8月25日の午後12時50分頃、匿名の電話で「村の中学校の裏庭に爆弾がある」という通報が警察に寄せられた。駆けつけた警察官の1人、アビシェーク・パテル巡査長(40歳)は、すぐに400人以上の生徒たちを避難させ、長さおよそ30cm、重さ10kgもある不発弾を素手で掴み、学校から1kmの距離を駆け抜けて水路に捨てた。

2児の父でもあるパテル巡査長は、不発弾を発見したのは今回が初めてだと言い「もし爆発すれば、半径500メートルほどのエリアが巻き込まれることになったでしょう。とにかくできるだけ周辺地域の住民や学校から遠ざけ、巻き添え被害を避けるために砲弾を抱えて走りました。かなりの危険を伴いましたが、400人の生徒の命を守ることの方が私1人の命よりもずっと価値があることだと思ったのです」と話した。

実はこの事件の数日前にも同地区バンナッド村で似たような砲弾が発見されており、警察は「砲弾は不発弾で古かった。誰が通報をしてきたのかはわからない。学校の近くに軍の射撃練習場があるが、どのようにして学校の裏庭で発見されたのかは、現在捜査中である」と述べている。

自らの命を顧みず、子供たちの命を守るために砲弾を手に疾走したパテル巡査長の勇敢な行為は「ヒーロー」として称賛され、同州のシヴラージ・シン・チョウハーン首相(Shivraj Singh Chouhan)はパテル巡査に5万ルピー(約85,000円)の報酬を授与した。このニュースを知った人からは「なんて勇敢な警察官なんだ」「まるでボリウッド映画のワンシーンみたい」といった声が寄せられている。

画像は『Metro 2017年8月28日付「Policeman sprints with 20lb live bomb on his back to save 400 school children」(Credit: Caters)』『Asian News International(ANI) 2017年8月28日付Facebook「Bhopal: MP CM Shivraj Chouhan rewarded Head Constable Abhishek Patel with Rs.50,000.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)