中国では日本製品の品質の高さが評価されており、消費者の間でも人気が高い。そして、日本製品の品質は「日本人が匠の精神を持っていて、細部まで手を抜かない」ことが理由であるという論調があるなか、中国メディアの千尋生活はこのほど、日本人の匠の精神はサービス業においても発揮されていると伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では日本製品の品質の高さが評価されており、消費者の間でも人気が高い。そして、日本製品の品質は「日本人が匠の精神を持っていて、細部まで手を抜かない」ことが理由であるという論調があるなか、中国メディアの千尋生活はこのほど、日本人の匠の精神はサービス業においても発揮されていると伝えている。

 日本を訪れる中国人旅行客の多くは、日本の小売業やサービス業の接客態度やサービスの質の高さを絶賛する。記事は「日本のサービスのクオリティは世界随一」であると評価しつつ、こうしたクオリティはまさに「匠の精神」によるものであり、この精神は決してモノづくりだけに発揮されているわけではないとした。

 続けて、中国でサービス業を展開する企業関係者がこのほど、日本の老人ホームや幼稚園といった福祉や教育の場を視察するために訪日したことを伝え、「まさに現場における日中の差をまざまざと見せつけられた」と紹介。たとえば、老人ホーム内の設備は利用者の目線で作られ、現場のスタッフも利用者に対して非常に友好的に接していたと伝えた。

 さらに、幼稚園や製造業などさまざまな日本企業の「現場」を視察して実感したこととして、「中国は現在、あらゆる産業において規格化が叫ばれているが、日本はもはや規格化の時代は終わり、いかに利用者や消費者の気持ちを汲むことができるかが重要となっていること」を挙げた。

 世界の規格や日本の規格に則った製品やサービスでも、消費者が真に必要としているモノやサービスを提供できなければ、日本では淘汰されてしまうことを深く認識したとし、「日本と中国における大きな差を認識する視察旅行だった」と論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)