犬に歯磨きは必要なの?

ズバリ結論から言います。歯磨きは必要です。

何故ならば、犬は唾液にミネラルが多く含まれていますので歯垢がつき易く、直ぐに歯石が形成されてしまいます。
人間の歯石形成が25日間なのに対し、犬はたった3日間だと言われています。
そのため犬は【歯周病】に掛かり易いのです。

また、歯が過密に生えている小型犬の方が、大型犬よりも更に発症率が高いとされています。
ですので毎日歯磨きをしてあげなければいけません。

歯周病に掛かってしまうと心臓、腎臓、肝臓、肺への悪影響が懸念されます。
大切な愛犬が歯周病にならぬ様、十分なデンタルケアを心掛けて下さい。

犬に人間用の歯磨き粉は使用できるのか?

残念ながら犬に人間用の歯磨き粉は使用できません。
人間は歯磨き粉で歯を磨いた後に、口の中に残った歯磨き粉を水で濯ぎ吐き出しますが、犬は自分で口の中を濯ぐ事が出来ません。
犬は口の中に入って『食べられる』と判断すれば飲みこんでしまいます。

犬にとって危険なキシリトール

人間用の歯磨き粉には【キシリトール】と言う成分が含まれているものがあります
犬の体内にキシリトールが入ると中毒症状を引き起こす可能性が非常に高く、中毒を起こした場合、30分以内に症状が表われます。

キシリトールは【インスリン】を出す力がとても強いと言う特徴があります。
そのため放出されたインスリンは、血糖を急激に低下させ低血糖状態になります。

キシリトールの危険性

程度にもよりますが、大きな脱力感,意識の低下,痙攣,昏睡と言う症状が表われ、更には肝障害を起こす場合もあります。
最悪の場合死に至る事もありますので、犬に人間用の歯磨き粉を使用するのは絶対に避けましょう。
例えキシリトールが入っていなくても、発泡剤,香味料,香料などが入っていますので、万が一愛犬が歯磨き粉を飲み込んでしまったら、直ぐに動物病院へ連れて行きましょう。

応急手当としてオキシドールを3倍に薄めて飲ませる方法もある様ですが、先ずは獣医師に連絡をとって指示に従うのが無難であると考えられます。

犬に歯磨き粉は必要ない

犬に歯磨き粉は必要ありません。
歯ブラシで行き届いた磨き方が出来るのであれば、それだけで十分効果的です。
愛犬の口臭が気になったり、歯槽膿漏の予防に人間用の歯磨き粉を使用する方がいらっしゃいますが、口臭は人間の歯磨き粉では解決できません。
それは、普通の歯磨き粉では含まれる香料が口臭予防を改善させるための物ではないからです。

人間用の歯磨き粉は、あくまでも人間用に作られたものであって、犬にとっては『百害あって一利なし』です。
どうしても歯磨き粉を使用したいのであれば、犬用の歯磨き粉や歯磨きジェルをお買い求め下さい。

まとめ

人間は強いメンソール歯磨き粉を使って、口の中をサッパリさせると気持ちが良く快適ですが、犬の唾液はサラサラしていますので、キシトールの清涼感は必要ありません。

わざわざ犬の安全が保障されていない人間用の歯磨き粉を使って、愛犬を病気にしてしまっては忍びないでしょう。

愛犬に何時までも健康な歯でいて欲しいとお思いなら、毎日食後の歯磨きを怠らない事です。
大切な愛犬の歯を守ってあげられるのは飼い主さんだけです。

歯磨き嫌いのワンちゃんも、飼い主さんの愛情があれば、何時しか大人しく歯磨きをさせてくれる様になります。
愛犬の歯を磨きながら【愛情注入】もお忘れなく。