90周年の記念ロゴ(写真: 小田急電鉄の発表資料より)

写真拡大

 小田急電鉄は、1927年(昭和2年)の小田原線開通から90年を記念して、「開業90周年記念サイト」を2017年4月から1年間の期間限定で開設、歴史や歩みを紹介している。

【こちらも】小田急、通勤ロマンスカー「モーニングウェイ号」始動 2018年3月より

 記念サイトでは「駅の今昔物語」「小田急のシンボル 特急ロマンスカーの歴史」「小田急線 90年のあゆみ」の3つのカテゴリーに分けて小田急の歴史をひもといている。

 小田原線の開業当初、38駅だった小田急もいまや江ノ島線や多摩線などと拡大し、巨大な輸送網を支える鉄道となった。「90年のあゆみ」では、年表風に小田急の歴史がトピックスとして国内のトップイベントと共に紹介されている。年代が横軸に取られているので、個人の歴史年表を重ねて楽しむことができる仕掛けとなっている。

 また「特急ロマンスカーの歴史」では新型車両のデビュー年代が車両の写真と共に紹介されており、特に初の特急専用車1910形の姿は、「ロマンスカー」のタイトルにふさわしい、納得できる美しさだ。箱根に赴くため、外出着を身にまとった客の高級な靴のような、特別感があふれている車両には、ロマンスカーの本来あるべき姿を思い出させてくれそうだ。サイトでは、写真をふんだんに使用しているので鉄道ファンならずとも楽しめるものに仕上がっている。

 4月1日より、小田急電鉄では記念イベントも行っている。直近の開業90周年記念イベントは「リアル宝探しナゾトキ双六『小田急道中謎栗毛』」の開催と「90周年記念1日全線フリー乗車券」の販売だ。6月24日〜8月31日まで発売されたこのチケットは、夏休み期間に利用できるとあって利用価値が高かった。

 秋からは、小田急ポイントカード会員向けに「9つのありがとうキャンペーン」を展開。現在6つが発表されており、子ども向けイベント1つはすでに終了したものの、記念イベント期間中(2018年3月31日まで)、カード会員ならではの特典が用意される予定だ。

 「開業90周年記念サイト」は単なる通勤電車としてだけでない「小田急線」の魅力の一端に触れてもらいたいという同社の思いが伝わってくるものに仕上がっている。