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NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と東芝インフラシステムズ、ピューズ、ハセテック、オリエンタルコンサルタンツグローバルはこのほど、マレーシアのプトラジャヤ市において、10分間の超急速充電で30km運行を実現する大型EVバスシステムの実証を開始した。

同実証事業は、長寿命で超急速充電が可能な二次電池を搭載した大型EVバスを用いて、同市の都市交通システムの効率向上によるスマート化を図り、都市交通パッケージ事業の広域展開を目指すもの。

マレーシアの行政首都であるプトラジャヤ市は、政府機関が集中しており、都市計画としてグリーンシティを掲げているなど、マレーシアおよび東南アジア諸国連合(ASEAN)地域に向けたEV(Electric Vehicle)バスのショーケースとして最適な都市となる。このような背景から、同市の都市交通システムの効率向上によるスマート化を目指し、NEDOは、同市と基本協定書(MOU)を2015年7月に締結し、超急速充電システムや蓄電池の長寿命性能など、大型EVバスシステムの実証事業を実施している。

今回、NEDOと各社はプトラジャヤ市の協力のもと、10分間の超急速充電で30km運行を実現する、大型EVバスシステムの実証を開始。同実証事業では、同市内のバスターミナルに超急速充電システムを設置し、主要な営業路線において長寿命かつ超急速充電が可能な二次電池を搭載した大型EVバス(長さ約12m)を走行させ、モニタリングする。また今後は、2016年6月に改訂した基本協定書(MOU)に基づいて、2階建て大型EVバスの実証も予定している。

NEDOおよび各社は、日本の技術を活用し現地企業とも連携しながら、同市の都市交通システムの効率向上によるスマート化を図る。同事業をショーケース化することで、マレーシアがASEAN地域のEVハブとなることに貢献し、都市交通パッケージ事業の広域展開を目指す、としている。

なお、今回の実証事業の開始にあたり、8月28日(現地時間)にプトラジャヤ市で運転開始式を行なった。式典には、マレーシア国連邦直轄領省次官、プトラジャヤ市長、NEDOの渡邉理事、東芝インフラシステムズの青木取締役常務、ピューズの竹田代表取締役社長、ハセテックの藤原代表取締役社長、オリエンタルコンサルタンツグローバルの福岡取締役常務、在マレーシア日本大使館ほか、多数の関係者が参加した。