握手を交わす宋氏(右)とマティス氏(国防部提供)=30日、ワシントン(聯合ニュース)

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【ワシントン聯合ニュース】韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官が米ワシントンで30日(現地時間)にマティス国防長官と会談し、韓国への戦術核の再配備や原子力潜水艦配備問題についても言及したことが分かった。韓国の政府高官が明らかにした。

 ただ、同高官は「具体的な話まではなかった」と説明。両国軍のトップが戦術核の再配備と関連し、どのような議論をしたかに関心が集まりそうだ。

 別の韓国政府関係者は「戦術核の配備を議論したわけではなく、韓国側がミサイル指針改定と拡大抑止力向上の必要性などを取り上げ、野党やメディアからそういう(戦術核の配備に関する)話が出ているという程度に言及しただけ」として、「米国側も韓国でそういう議論があることを認識して理解し、朝鮮半島の安全保障の必要性に同意した」と説明した。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権は戦術核の再配備に反対している。青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)は22日の国会答弁で、「戦術核の導入は朝鮮半島の非核化を推進する上でのわれわれの大義名分を失わせる」との姿勢を示した。

 韓国政府高官によると、宋氏は北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)への対応を議論した際、原子力潜水艦の配備問題についても言及した。ただ、別の関係者は「北のSLBMの脅威にどう対応することが最も効果的かを議論する過程で出た原則的な話」として、「米国側はこうした脅威に対する状況認識を共有した」と伝えた。

 また、宋氏は両国が米軍の戦略兵器の韓国展開を真剣に検討する必要があるとの考えを示した。韓国政府高官は「米国側は積極的に同意した」として、「(戦略兵器の)常時、循環(配備)のいずれも含まれる」とした。

 一方、宋氏はホワイトハウスでマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とも会談し、北朝鮮の核問題の平和的な解決を目指し、外交的・経済的な手段を優先的に考慮することで一致した。