オーストラリア戦への前日練習に臨んだ乾。真剣な表情を浮かべた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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「前回大会の時も(ワールドカップ出場を)決めた試合ではメンバーに入っていましたし、その時は出られなかったので、出場できれば結果を残したいです」
 
 勝てばロシア・ワールドカップ出場が決まるオーストラリア戦に向け、そう語るのは乾貴士だ。4年前、日本がブラジル・ワールドカップへの切符を掴んだオーストラリア戦では、ベンチに座ったまま試合を終えた。だからこそ、今度はピッチの上で歓喜を味わいたいとの想いが強い。
 
 大一番へ、プレーのイメージもできているという。
 
「(オーストラリアの)右ハーフ(右ウイングバック)の7番の選手(マシュー・レッキー)は、攻撃的と聞いていますし、知っている選手なので、その分、3バックの右の選手と1対1になる機会が増えると思います。そこを突いていきたいですし、仕掛けていきたいです」
 
 一方でチームのために戦いたいという気持ちも抱く。
 
「(出場選手は)監督が選ぶことですし、そこは何にも言えないので、選ばれた選手がやるしかないです。しっかり準備はしたいです。自分が(ゴールを)決めるより、チームがゴールを取って勝つことが大事なので、(自分が)本大会(に出られる)どうこうではなくて、明日の一戦にすべてを懸けたいです」
 
 所属するエイバルでは、新シーズンは開幕から2戦連続で先発出場を果たし、まずまずのスタートを切った。日本代表には今年6月のキリンチャレンジカップのシリア戦で約2年ぶりの復帰を果たし、真骨頂のドリブルで観客を沸かせた。存在感は高まっている。
 
 今度こそプレーでワールドカップ出場に貢献できるか。生粋のドリブラーがピッチに立つ時を待ちたい。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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