2017年8月30日に湖北省武漢市で開催された第3回中国国際商用航空宇宙首脳会議の中で、 中国航天科工集団公司(CASIC)が「高速飛行列車」を計画していることを明らかにしました。現在計画が進められているイーロン・マスク氏の「Hyperloop(ハイパーループ)」は時速1000kmオーバーでの走行が予定されていますが、CASICが計画する鉄道は最高時速4000kmだとのこと。

中国航天科工研究论证高速飞行列车:最高时速4000公里

http://k.sina.com.cn/article_5044281310_12ca99fde020002g3w.html

CASICのLiu Shiquan氏によると「高速飛行列車」計画には、JR東海の「中央新幹線」と同様の超伝導電磁石を用いたリニアモーターカー(磁気浮上式鉄道)と、ハイパーループと同じ減圧したチューブが利用されるとのこと。

計画は、まず第1段階の「時速1000km」で地方都市間に飛行鉄道網を形成。続いて「時速2000km」で大都市間にも飛行鉄道網を形成。第3段階で最高時速4000kmを達成するという予定になっています。

Liu氏は、最終的にはこの「高速飛行列車」を、中国がビジネスで使える新たなカードの1枚にすることを目指していると語っています。



「時速4000km」といってもあんまりピンと来る数字ではありませんが、現在、日本国内で走っている鉄道の最高速度は、東北新幹線の「はやぶさ」が宇都宮駅〜盛岡駅間で出す時速320kmなので、その12.5倍。旅客機は巡航速度がおよそ時速900kmなので、その3倍以上に相当します。

本当にこれが実現するのであれば、航空会社にとって強敵の登場ということになるのかもしれません。