2018年サッカーW杯ロシア大会アジア最終予選のオーストラリア戦を控え、会見に臨むヴァイッド・ハリルホジッチ監督(2017年8月30日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選でオーストラリアとの大一番を控える日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督が30日、選手に「サムライ」のように戦うことを求めた。

 同日、運勢を占うインコの「オリビア(Olivia)」が日本の勝利を予想したと報じられる中、日本はオーストラリアに勝てば6大会連続のW杯出場が決まる。

 オーストラリアに敗れた場合、解任の可能性も伝えられているハリルホジッチ監督は、選手に対しファンが誇れるようなパフォーマンスを求めた。

「私が必要としているのは11人のサムライだ。ロシア行きのチケットは誰もただでくれない。信じなければ自分で自分の首を絞めることになる」

 29日の試合でサウジアラビアがアラブ首長国連邦(UAE)に1-2で敗れたため、オーストラリアも日本に勝てば本大会出場が確定する。

 しかしオーストラリアを率いるアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は、他国の結果がグループ首位との一戦に影響を与えることはないと断言した。

「昨夜の結果に大騒ぎしているようだが、選手が顔色ひとつ変えていないことは確かだ。あすの試合へのモチベーションは同じだ。何事にも左右されない。われわれの目標はあしたの夜ここで勝つことであり、火曜日(来月5日のタイ戦)も勝つことだ」

「運命はわれわれの手の中にある。ずっとそうだったし、それはこれからも続く」

 グループBは勝ち点17の日本が首位に立ち、オーストラリアとサウジアラビアは同16で並んでいる。同13を獲得しているUAEは、数字上はW杯出場の可能性を残している。

 同グループの国について「すべてのチームがクオリティーを備えており、自分たちの試合ができなければどこでも負ける可能性がある」とコメントしたポステコグルー監督は、「サウジアラビアには少しプレッシャーがかかっていたのかもしれない」とライバルの敗因を分析した。

 日本との試合はどちらもあまりリスクは冒さないタイトな展開になると予想するポステコグルー監督は、「日本が前がかりでプレーしてきたら戸惑うかもしれない。相手にプレスをかける。準備は万端だ」と話している。

「彼らが攻撃的に出てくるという感触もある。もしそうであればそれに対応したサッカーになるだけだ」

 日本も勝利の形にはこだわらない姿勢だが、オーストラリアに勝てなかった場合、来週アウェーでのサウジアラビア戦が本大会出場の最後のチャンスとなる。日本はこの試合で引き分けでもロシア行きを決めることができる。

 オーストラリアに敗れた場合、ハリルホジッチ監督がサウジアラビアのジッダ(Jeddah)に行くことができるかどうかは定かではない。

 日本サッカー協会(JFA)と対立してきたハリルホジッチ監督は、「この2か月オーストラリアのことを研究してきた。われわれには相手にダメージを与える武器がある。持っている力を尽くして相手をたたくつもりだ」とコメントし、アジア王者との一戦で本大会出場を決める筋書きに変更はないと強調した。
【翻訳編集】AFPBB News