冷戦以降、唯一の超大国を長らく続けるアメリカは、さまざまな面で世界トップに位置づけられます。アメリカ人のライフスタイルを世界各地のライフスタイルと比較して、仮に全世界の人がアメリカ人と同じ生活をしようとすればどれくらいの資源が必要なのかをムービー「What If Everyone Lived Like Americans?」が解説しています。

What If Everyone Lived Like Americans? - YouTube

地球には75億人の人がいます。



そのうちの3億2300万人がアメリカ人。



世界一の超大国であるアメリカでの暮らしを世界中の人がした場合、どんなことが起こるのかを検証します。



ということで、アメリカ人のライフスタイルに関するデータをひもときます。アメリカ人の年間セックス回数は平均で138回。これは、トップのフランスに次ぐ第2位です。



他方でポルノムービーの73%がアメリカ産ということで、ぶっちぎりのポルノ大国となっています。



自動車大国アメリカでは、1年間に平均1万3476マイル(約2万1687キロメートル)を自動車で走行します。これは世界でNo.1の走行距離。



そして、事故率も世界トップ。



アメリカでは自動車内で物を食べるのも当たり前の行為で、なんと全食品消費量の20%が車内で消費されているという驚愕のデータもあります。



アメリカ人が食べる肉は1日平均で8オンス(約223グラム)で、世界平均の2倍だとのこと。



大量の肉を食べるため、アメリカでは100億頭の動物が殺されており、これは世界全体の消費の15%を占めています。



平均的なアメリカ人は年間で403回もコカ・コーラの飲料を飲んでおり、年間92回という世界平均の4倍強となっています。



カロリー消費量・砂糖摂取量・脂肪摂取量・野菜や果物の消費量は、他の裕福な16カ国の中でトップです。



食料の消費大国であるアメリカ人はゴミ排出大国でもあります。アメリカ人は1年間に16億本のペン、2億2000万本のタイヤを捨てています。



一人当たり年間で平均1609ポンド(729キログラム)のゴミを出し、そのうち食品などから出る有機ゴミは1200ポンド(544キログラム)。世界人口の5%に過ぎないアメリカ人は、ゴミ全体の40%を生産するというむちゃくちゃな状況になっています。



アメリカ人の平均寿命は女性が82.1歳、男性が77.5歳で42位。15位のオーストラリアや19位のカナダよりも寿命は短いことがわかります。



アメリカ人の年齢の中央値は37.9歳。37歳以下だと平均より若く、38歳以上だと平均より年寄りと言えます。カナダ・オーストラリアとの差は公的医療制度の差によって生まれている可能性があるとのこと。



年齢の中央値は、15.3歳のナイジェリアや30.1歳の世界平均よりも高めですが……



46.9歳の日本に比べればまだ「若い国」だと言えそう。



アメリカのライフスタイルでは、1日あたり10リットルの石油が必要で、カナダよりはわずかに少ない程度。バングラデシュが0.1リットルしか使わないのに比べると、アメリカは石油消費大国と言えます。



食物や木材、衣料品などを作り出すために必要な農地・森林・漁場資源の面積を算出する「Global Hectare」という指標を考えてみます。



一人あたりに必要なのは世界平均で2.2グローバルヘクタール(gha)。これに対して、最も裕福な暮らしをするクウェートでは8.9gha、アメリカは6.8ghaを必要とします。



二酸化炭素の排出は世界的な問題になっています。



世界中で排出される二酸化炭素を持続的に吸収するには、地球がもう半分必要になっているという試算があるほどです。



全世界の人がアメリカ人と同じ暮らしをするために必要な地球の数は、4.1個。みながアメリカ人の暮らしをすることは、地球にとって破滅的だと言えそうです。