熊本市の公式サイトの一角に、異彩を放つ特設ページ「近代日本の夜明けと西南戦争」がある。シンプルな作りの通常ページとは異なり、赤を基調とした鮮やかなデザインと豊富な情報量が特徴的なページだ。

中でも、特に目を引くのが、トップに佇んでいる刀を構えた鋭い目つきのイケメンのイラストだ。気になって仕方なくなった記者は、この特設ページやイラストの作者について市役所に取材をした。

市政だよりの表紙では全身バージョンを掲載


画像は「近代日本の夜明けと西南戦争」から

Jタウンネットが熊本市役所に取材をしたところ、担当者は、2017年で140年目を迎える西南戦争にちなんで、特設ページを製作したと語った。8月10日から公開しているという。

熊本市が力を入れている事業の1つが「熊本遺産魅力発信」で、熊本市内に残っている様々な史跡にまつわるストーリーを紹介し、分かりやすくパッケージングするというもの。

そうしてストーリーと歴史的なスポットを合わせ、その魅力をより広く発信することが狙いだという。

「近代日本の夜明けと西南戦争」のサイトでは1867年の大政奉還を起点に西南戦争の流れを解説しており、西郷隆盛を始めとする中心人物の来歴の紹介に加え、舞台となった田原坂、熊本城、川尻などをエリア別にまとめている。歴史を学びつつ、その舞台を一覧することもできる作りになっている。

気になるイラストの製作者については、

「個人情報のため細かく話すことは出来ませんが......」

としつつ、市役所に勤める人物が手掛けたことを教えてくれた。

また、こちらのイラストは熊本市が発行している市政だよりの9月号の表紙にも使われているという。

サイト上では上半身しか写っていないが、市政だよりの表紙では全身を見ることができる。市公式サイトからPDF、電子書籍版を入手可能だ。

西南戦争140年目の2017年に続き、18年にはNHKの大河ドラマ「西郷どん」が始まるなど、西郷隆盛、そして熊本への関心は高まっている。

熊本市内では、特設サイトでの西南戦争の紹介以外にも、11月5日には「くまもと県民交流館パレア」で最新の研究結果に基づいた西南戦争での熊本城炎上の謎の見解についてのシンポジウムが開かれ、西南戦争資料館では17年3月から12月にかけて西郷隆盛についての企画展を予定している。