渋谷の名酒場と聞いてまず名があがるのが『高太郎』だろう。

駅から桜が丘方面へ向かい徒歩6分とアクセスはいいのに、路地裏にあるため閑静な隠れ家感も漂う、まさに大人の憩いの場だ。

しかし超人気店ゆえなかなか予約が取れないのが悩み。予約のコツを聞いてきた!

『高太郎』の予約がとれたなら、絶対に後悔はしたくない!今回はこの名店で注文したい基本メニューと、旬の品を紹介し、その魅力に迫りたい。



店主・林高太郎さん。池尻大橋の人気和食店『KAN』で10年研鑽を積み同店をオープン。地元の香川県産の食材を中心に創作和食を提供している
駅至近なのに渋谷であることを忘れさせてくれる大人の隠れ家

渋谷駅から徒歩6分という駅からアクセスもいい『高太郎』。しかしながら、渋谷の喧騒とはかけ離れた桜ヶ丘の裏路地にあり、店に入ればここが渋谷だったことを忘れてしまいそうになるほどだ。

ひっそりと佇む同店ではあるが、平日は周辺に勤める人々、土曜日は神泉や南平台に住む年配の夫婦など常連たちで賑わい連日連夜の大盛況。

そんな大人気店の予約が取れたならば、「これぞ高太郎の名物!」と言える逸品は味わっておきたいだろう。まずは名物3品から紹介していこう。



「薫玉ポテトサラダ」(800円)。
一度食べたら忘れられない……旨すぎるポテトサラダに感動!

あまりに有名なこのビジュアル。見覚えのある人も多いのではないだろうか?一度訪れた人ならば、これは絶対食べた方が良いと名を挙げる高太郎名物の筆頭「薫玉ポテトサラダ」。

マヨネーズ、牛乳、からし、塩胡椒で味付けされたうず高いポテトサラダの頂上に半熟卵の燻製がのり、しょう油ベースのドレッシングがピリっと効いた、味わい深い逸品だ。

食べる際は、玉子を崩しながらポテトサラダを混ぜつつ味わうのがおすすめ。玉子とポテトサラダという最強タッグが口のなかで美味しさの爆弾を投下する。



「讃岐メンチカツ」(1個800円)
ジュワッと溢れる肉汁とサクサク衣がニクイ!

こちらもぜひ食べたい逸品である「讃岐メンチカツ」。

名前の通り店主の同級生が香川県で飼育している「讃岐バーグ」を使用。粗めと細かめの2種類の豚挽肉を合わせ、玉ねぎを混ぜるのみというシンプルな構成がまたいい。

レモンを搾ってさっぱりと味わうのもいいが、まずはそのまま。肉の旨みが口に広がっていくのをじっくりと噛みしめて欲しい。



「ぶっかけうどん」(600円)
〆にはこだわりのうどんが待つ
さっぱり!でもしっかり締まる

『高太郎』を心ゆくまで楽しみきったと、〆を忘れて帰ってはならない。

毎晩、地元から取り寄せた小麦粉にゲランドの塩を合わせて作るうどん生地を、毎朝打ち上げる麺は、エッジがたったコシの強さが特徴。

おろした大根と生姜、ねぎ、揚げ玉をのせて生醤油で味わうさっぱり感が堪らない。



毎日細かく変更を加えていくという手書きのお品書きも味がある
お客の好みを、いいタイミングで出せるように努める店主の粋

お客の好みを把握するため、訪れた人が注文した料理、何が苦手か、どんなタイミングで何を頼むか、など全て記録に残していくという。

開業当時から続けているこの記録を元に、「今日はおまかせで」と注文された時には、なるべく同じ料理、組み合わせでは提供しないのが店主のポリシー。

お客の気持ちにそっと寄り添って、「それが食べたかった!」という逸品をすっと出してくれる店。何度も通ってこそ、その真の魅力がわかる店なのだろう。


気になる予約のコツはこちらから!



「モロヘイヤとえのき」、「鯵とセロリ南蛮漬け」、「茗荷と釜あげしらす」の3種盛り。
旬を感じる美しく丁寧な逸品料理に酔う

さらに旬が味わえる季節代わりのメニューもご紹介しよう。

季節の3種盛りは、どれも丁寧な仕事が感じられる上、食材の味が引き出された逸品である。

生産者の意思を汲み取りながら腕を振るうという、こだわりをもつ『高太郎』では旬の食材を使用した料理も外せない。



「冬瓜と牛スジの塩昆布煮」(1,200円)

夏に美味しい冬瓜は15分ほど下ゆでしてから、10分昆布出汁とともに冬瓜のみで炊く。その後4時間下ゆでした牛スジと合わせて再度炊くことで優しい味わいに仕上がるのだ。

この店には素朴で滋味深い料理と、それを実現させる素材がある。生産者や酒蔵には、スタッフと共に定期的に会い行き、意見を交わすのだという。



日本酒は10酒を用意。酒器の種類も豊富で、好みの器を選ぶこともできる
予約困難!でも諦めるのはまだ早い

さて、気になる予約のコツは?

予約ルールとしては一ヶ月前から受け付けという『高太郎』。(例:9月10日の予約は8月10日から受付)

ただし、一回転目の予約のみの受付なので、二回転目(21時30分以降)は、事前に待っている人優先ではあるが、運が良ければ入れる可能性もあるという!



店先から覗くカウンターの賑わいが名酒場の風格を感じさせる

なかなか予約が取れないと諦めず、二回転目を狙って訪れてみてはいかがだろう。

一度足を運ぶと、また絶対に次の予約がしたくなる、渋谷イチ、いや都内イチの名酒場だ。