2017年7月19日に1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』をリリースし、8月2日から全国6都市を巡る初の全国ツアーを開催した欅坂46が
8月30日幕張メッセ公演でツアーファイナルを迎えた。

アルバムタイトルと同名のツアーは欅坂46ならではの世界観が凝縮された濃密なライブとなった。

オープニングでは客席でのペンライト使用が制限され、ステージを覆う紗幕を存分に使った『Overture』から『エキセントリック』でスタートする。メッセージ性の強い歌詞が紗幕に映しだされ、その世界観に引き込まれる。続く2曲目で紗幕が落ち、客席のペンライトが一斉に点き『月曜日の朝、スカートを切られた』へと繋がっていきまさに欅坂46の世界観がいきなりトップギアで4曲続いて繰り広げられる。

MCをはさんで“けやき坂46(ひらがなけやき)”が登場する。グループを先駆けて全国ツアーを展開し、8月29日の公演ではけやき坂46主演ドラマの発表がなされるなど急成長を続けるけやき坂46の登場に大きな盛り上がりを見せる。続く長濱ねるのソロ曲では、気球に乗り場内を飛び回る演出がなされ、クールな楽曲だけでない印象をしっかりと表現した。

ここからライブはユニット曲のブロックへと続いていく。1stアルバムで多くのユニットが結成され改めてメンバー個々の魅力を感じることができた。そしてこのブロックの最後でキャプテンの菅井友香と副キャプテンの守屋茜がステージに残り「次の曲は私たちも、皆さんもずっと待っていた曲です。」と伝え、休養していた今泉佑唯のソロ曲『夏の花は向日葵だけじゃない』のイントロが流れると割れんばかりの大歓声が起こり、客席一帯が黄色のペンライトに染まる。今回のツアーには間に合わないか?との声もあったが8月29日の公演から無事にステージへ復帰し、自身初のソロ曲を歌い上げた。

そしてライブは後半戦へと続き『誰よりも高く跳べ!』『世界には愛しかない』『危なっかしい計画』とアッパーチューンが続き、会場のボルテージもヒートアップしていく。本編の最後はアルバムに収録されている欅坂46全メンバーで歌う『太陽は見上げる人を選ばない』で締めくくられた。

鳴りやまぬアンコールを受けて、『サイレントマジョリティー』のイントロで会場は緑一色に染まり、メンバーのシルエットが映し出されると今泉の姿もあり、久しぶりに全員が揃った『サイレントマジョリティー』が披露され熱狂に包まれる。

MCでは改めて今泉の復帰をメンバーで祝い、続いて『二人セゾン』も披露された。そして、けやき坂46メンバーも登場して『W-KEYAKIZAKAの詩』でアンコールは締めくくられた。それでも鳴りやまぬアンコールに、このツアーで初のダブルアンコールが始まる。今までどの公演でも披露されてこなかった、センター平手友梨奈のソロ曲『自分の棺』だ。平手の迫力のパフォーマンスと強烈な歌詞がリンクし、改めて欅坂46だけが持つ世界に引き込まれた。

楽曲が終わると他のメンバーも登場し、互いを攻撃し合う演出から『不協和音』へとつながる。このツアーを締めくくる『不協和音』でこのツアーを通してパフォーマンスにおいて更に各メンバーが成長を遂げたことを感じさせられた。緩急自在のパフォーマンスは結成して2年のグループとは思えない貫禄すら漂わせていた。欅坂46初の全国ツアーはまさに歴史に残るツアーとなったと言っても過言ではないだろう。

けやき坂46にはこの後新メンバー9名が合流し、総勢41名のグループとなる。欅坂46、そしてけやき坂46が進む次のステージには何が待ち受けているのか。これからも彼女たちの一挙手一投足から目が離せない。