[8.30 ルヴァン杯準々決勝第1戦 川崎F 2-0 FC東京 等々力]

 ルヴァン杯は30日、準々決勝第1戦を行った。等々力陸上競技場では、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場により準々決勝からの登場となった川崎フロンターレと、グループ2位で広島とのプレーオフを勝ち抜いたFC東京が対戦。“多摩川クラシコ”第1ラウンドは2-0で川崎Fに軍配が上がった。なお、第2戦は9月3日に味の素スタジアムで開催される。

 今季リーグ戦で2度対戦し、1勝1分と勝ち越しているFC東京は、前半6分に中盤に下がっていたFW大久保嘉人から前線にロングパスを入れたが、MF柳貴博はシュートまで持ち込めず。26分には、MF太田宏介の左CKからFWピーター・ウタカがフリーとなってヘディングシュートを放つもGK新井章太にキャッチされた。

 過密日程のため、直近のリーグ戦から8人を代えた川崎F。MF家長昭博やMF森谷賢太郎が積極的にシュートを放つが、なかなか決めるきることができない。40分には、右サイドからDF田坂祐介が鋭いクロスを供給。家長とMF長谷川竜也が飛び込んだが合わせることができず、前半はスコアレスに終わった。

 後半15分に決定機が訪れる。FC東京はMF米本拓司の絶妙なスルーパスに大久保が抜け出し、PA内で右足を振り抜く。これはGK新井章太に止められ、こぼれ球にウタカが反応したが、シュートは枠を大きく外れた。

 すると、川崎Fは後半27分、家長とのワンツーでPA内に侵入したFW森本貴幸がDF丸山祐市のファウルを誘い、PKを獲得する。キッカーは家長。落ち着いてゴール右に蹴り込み、ホームの川崎Fが均衡を破った。家長は控え目に、それでも力強いガッツポーズを繰り返して得点を喜んだ。

 アウェーで1点が欲しいFC東京は後半29分、MF梶山陽平を下げてMF東慶悟を投入。反撃を試みるが、最後のところで精度を欠き、1点が遠い。対する川崎Fは終了間際の45分、途中出場のFW小林悠がPA右でキープして後方に落とす。これを受けた家長が左足を振り抜き、鮮やかなシュートを左サイドネットに突き刺した。

 試合はそのまま2-0でタイムアップ。ホームの川崎Fが“ライバル対決”を制した。試合後のヒーローインタビューで家長は、「(PKは)昨日、練習していたので落ち着いて決めることができた。(2点目は)悠といいワンツーができたのでいいところに決まった。(トラップは)珍しくいいところに止めることができた」と得点シーンを振り返り、「もっと活躍できるように頑張っていきたい。全員自信をもってやれている。チームがいい方向に向かっている」と、過密日程の中での7試合負けなし(5勝2分)に胸を張った。


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