サウジアラビア敗戦 有利になった日本のワールドカップ出場条件は?

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■ワールドカップ出場が大きく有利に 29日、2018年ロシアワールドカップのアジア最終予選グループB第9節、UAE対サウジアラビアが行われた。サウジアラビアは、勝てば31日に試合がある日本を抜いてグループ暫定首位に浮上し本大会出場に大きく近づくという状況で、UAEは、勝てばわずかながらプレーオフ圏内の3位以内に望みを残すという試合だった。

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 先制点は17分にPKを獲得したサウジアラビアが挙げた。しかし直後の21分にUAEが追いつき試合は振出しに戻る。

 前半を1-1で折り返すと、60分にUAEがゴールを挙げ、逆転に成功した。勝てばワールドカップ出場に望みをつなぐことができるため、UAEの選手たちの集中力には目を見張るものがあった。終盤で退場者を出したものの最後まで集中力を保ち、サウジアラビアの猛攻を耐え、勝利をつかんだ。これにより、サウジアラビアは勝ち点16のまま足踏みとなった。

 この一戦により日本代表のワールドカップ出場は大きく有利な状況となった。次戦のオーストラリア戦に勝てばその時点でワールドカップ出場が決定するが、次戦に引き分け、もしくは敗れたとしても、最終節のサウジアラビアに引き分け以上であれば、本大会出場が決まるのだ。

■他のチームは 現在、グループBで日本は首位だが、残り試合を考えれば、有利なのはオーストラリアか。現在の勝ち点は日本が17でサウジアラビアとオーストラリアが16。得失点差は日本が+9で、他の2チームが+6だ。

 最終節でオーストラリアは、現在グループ最下位でここまで0勝のタイとホームで対戦するため、勝ち点3を積み上げるという青写真を描いていることだろう。そうなると、勝ち点は19となり、日本戦は引き分け狙いで本戦へ出場できる。たとえ日本戦で負けたとしても、最終節でサウジアラビアが日本に勝たなければ、予選を突破する。

 一方サウジアラビアは、オーストラリアが連敗しなければ、最終節の日本戦で勝つ以外、2以内に入る道はない。  日本は、オーストラリア戦で引き分けて勝ち点が18になったとしても、最終節のサウジアラビア戦で負けてしまえば最後の最後でぬかされてしまう。そういう意味では、オーストラリア戦は大敗でもしない限り、勝つ以外、引き分けでも負けでも最終節での条件は変わらない。

 日本は条件上では有利とはいえ、最終節はサウジアラビアでの戦いとなるため、できれば31日のホームの一戦で出場を決めてしまいたいところだ。こういう状況を考えれば、31日の日本対オーストラリアは勝ちたい日本対負けたくないオーストラリアという構図になるだろうか。