「つくりおき」が1週間たってもなぜおいしい?科学的に正しい調理と保存のコツ
週末につくって保存することで、平日の料理がラクになる「つくりおき」。忙しい現代にぴったりのこのつくりおきを広めてブームにした発信元が、料理研究家の小田真規子さんです。2009年に雑誌『ESSE』で発表して以来、研究を重ね、さまざまなつくりおきレシピを紹介してきました。小田さんのつくりおきレシピの特徴は、最大1週間保存可能で、時間がたつほどにおいしくなるということ。そのために覚えておきたいポイントを教えていただきました。
つくりおきおかずのおいしさが続き、時間とともに味わい深くなるワケは?
つくりおきのおいしさを保つためには、調理と保存でそれぞれコツがあります。●【調理のコツ】合わせる素材を工夫して食感をカバーする
冷めるとかたくなりがちな肉も、ネギやトマト、キノコ、ナスなどの野菜や、チーズやワカメなどの食感のやわらかい素材と組み合わせれば、しっとりとした口当たりになり、おいしくいただけます。また、キャベツやレンコンなど、歯ごたえのあるものをあえて大きめに切って組み合わせ、メリハリをつけるのもポイントです!●【調理のコツ】水気を吸ってくれる食材をプラスする
キャベツやブロッコリーなど、水気が出やすい野菜のおかずは、すりゴマやカツオ節といった水気を吸ってくれる素材をプラスすれば、時間がたっても味落ちしません。シンプルな味つけでうま味がアップするのも、うれしいメリット!●【調理のコツ】油でコーティングする