【詳細】他の写真はこちら



私が料理を作るようになったのは、夫と知り合ってからです。実家に住んでいる頃はほとんど料理をしませんでした。(ぐーたら娘だったもので…)初めて夫に振る舞った手料理は親子丼でした。でも出来上がったものは「親子丼の味に限りなく近いカッチカチの和風オムレツっぽい卵料理」。そんな調子だったので、一人暮らしで自炊をしていた夫からはたくさんの料理を教わりました。失敗するたびにアドバイスをもらったり、美味しいお店に行って一緒に研究したり。そのおかげもあり少しずつ料理のレパートリーが増え失敗もなくなってきました。その頃から一貫して苦手なのが、火加減が命の料理と出来立てが命の料理。苦手料理代表選手にパスタとステーキとローストビーフがあるのですが、これがたまたま夫の得意料理でした。そんなわけなので、これらのメニューが大活躍するクリスマスシーズンなどは私の出番がほぼなく、台所に立つ夫の横でウクレレを弾きながらご飯ができるのを待ったりしています。(手伝え)ある時スーパーの肉売り場で足を止めた夫が、国産の上等なステーキ肉を手にしてステーキ食べたいとつぶやきました。肉は夫が焼くこととオージービーフで手を打つことをよろしくお願いし、期せずしてクリスマスでも何でもないフツーの日にステーキを食べることになりました。(ヤッタネ)ステーキ肉を焼く時は肉汁と油でどこもかしこもギトギトになるので、夫にエプロンの着用を勧めました。いそいそとエプロンを身につけた夫を見ると、何かに似ている。はて、何だっけ???



記憶の糸を手繰り寄せたところ、たどり着いたのは、マンガ・アニメの『シティハンター』の登場人物の「海坊主」でした。ガチガチムチムチしたボディにラブリーなエプロン。そんなガチムチエプロンオヤジの姿を見て、カワイイと仰天発言する息子。いつか息子も、料理する父に憧れラブリーなエプロンを身につける日がくるかもしれません。その時はそんな息子の姿を見てカワイイと言ってくれる家族がそばにいたらいいな、と思います。あわよくば三人の息子が全員お料理男子になり「母さん、ご飯は三食僕たちが作るから何もしなくていいんだよ」とか言ってくれますよーに!