苦難の時間は、昨年2月からはじまった。チャンピオンズリーグのKAAヘント戦にて、左膝の前十字靭帯を断裂したセバスチャン・ユングは、それ以来リーグ戦ではわずか4試合の出場に止まっている。

とにかくプレーがしたい、その一心でこの1年半取り組み続けてきたユングだったが、膝の負傷以外にも裂傷や大腿筋の負傷など、度重なる負傷にも泣かされなかなか思うようにことは運んでいない。

しかしながらここ2週間はチーム練習参加を果たしており、今回の代表戦期間を利用して、本来の自分の姿を取り戻したいと考えているところだ。

「感覚的にはとてもいいものをもっているよ」とそう目を輝かせる27歳。だがその一方でヴォルフスブルクはこの右サイドバックにおいて、今夏にウィリアムとフェルハーフという若手とベテランを揃って獲得した。

「でもそんなことは僕には関係ない」と語るユングは、さらに「僕はプレーがしたいし、監督を困らせたいと思う。もう苦難の時期はすぎた。重要なことは、これから怪我なく過ごしていくことだ」と語った。


その一方で昨季はそのユングと共に右サイドバックのオプションでありながらも、今夏には移籍を決断したクリスチャン・トレーシュは、無事に生まれ故郷である2部インゴルシュタットのメディカルチェックをパスして2021年までの契約にサイン。移籍金額は75万ユーロとなっている。

トレーシュは「家族みんながインゴルシュタットに住んでいるし、慣れに関する問題はないね。妻や娘たちと、生まれ故郷に戻れるのが楽しみさ。それにここでの新しいチャレンジも楽しみにしている。まだ成功への軌道にのせ、上位争いができるところまで持って行きたいね」と意気込みをみせ、またヴォルフスブルクに対しては「素晴らしい時間を過ごした。街もクラブもファンもとても大きな存在だったよ。いろいろ経験したけど、でもポジティブな記憶として残り続ける」と感謝の気持ちを語った。


さらにヴォルフスブルクでは、若手パウル・セグインもブンデス2部へと移籍。ただこちらはレンタルでの移籍となり、22歳のMFは1年間の期限付きでドレスデンへと加入する。12歳っからヴォルフスブルクに在籍してきた同選手は、「11年に渡るヴォルフスブルク時代を経て、今回は新しい環境に身を置くことになった。早く慣れていたいし、それでチームの助けになれるとおもう」と意気込みを語った。

一方のオラフ・レッベSDは「パウルにとって出場機会を定期的に確保することが重要なんだ。ドレスデンではそのためのベストの環境が揃っている。いいシーズンを過ごし、このレンタルがみのりあるものとなるよう願っている」とエールをおくっている。