あらゆる状況を想定している。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は31日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(埼玉)に向け、「私はオーストラリアを自分のチームであるかのようによく把握している」と、豪州攻略に自信を見せた。

「2か月ぐらいチェックしている。たくさんの分析をしてきた。細かいところまで見てきているので、(オーストラリアの)23人のリストを見たとき、どういう形で来るのか、可能性が2つ見えた。中盤を厚くして戦うのか、より攻撃的に来るのか。どちらかだろうと分析している」

 昨年10月にアウェーで対戦したときは4バックだったが、6月のコンフェデレーションズ杯では一貫して3バックを採用。ポゼッションサッカーだけでなく、フィジカルを前面に押し出した従来の戦い方に徹するなど、戦術にも柔軟性がある。「経験とゲームコントロールではオーストラリアが有利かもしれないが、我々も相手にダメージを与えられるクオリティーを持っている」と強調した。

 故障明けの選手や所属クラブで出場機会に恵まれていない選手など、チームの置かれた状況は万全ではない。「我々にとって、より難しいゲームかもしれない。いろんな問題があり、変更を余儀なくされたところがある」。そう認めたうえで、「しかし、それを変えることによって、相手が知らない選手もメンバーに入っている」と、必ずしもネガティブな要素ではないと指摘。初招集のFW杉本健勇や復帰組のMF柴崎岳らの存在が頭にあるようだ。

 会見場をあとにするハリルホジッチ監督は出口で立ち止まると、振り返って報道陣に向かって「アレ、ニッポン!」と呼びかけた。「みなさんもサポータになってください」。勝てば6大会連続6回目のW杯出場が決まるオーストラリア戦。チームだけでなく、ファン・サポーター、メディアを含めた日本全体が一致団結することを求めた。

(取材・文 西山紘平)


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