日本代表は30日、試合会場の埼玉スタジアムで公式練習を行い、勝てば6大会連続6回目のW杯出場が決まる31日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に向けて最終調整した。練習前にはバヒド・ハリルホジッチ監督が公式会見に出席。「我々はオーストラリアをリスペクトしている。現アジアチャンピオンだ」と、15年アジア杯王者にリスペクトを示したうえで、「しかし、我々も明日の試合は勝ちに行く。決断力と意欲を持って、勇敢に行きたい。この試合は我々にとって良いタイミングで戦える試合ではないが、この試合に勝つ意欲はある」と力説した。

 前日29日には“三つ巴”のライバルであるサウジアラビアが敵地でUAEに1-2で敗戦。日本はオーストラリア戦に勝てばW杯出場が決まる条件に変わりはないが、たとえオーストラリア戦に敗れても、9月5日のサウジアラビア戦(ジッダ)で引き分け以上の結果を残せば、B組2位以内が確定することになった。

「我々、そしてオーストラリアにとってポジティブと言える結果かもしれない」。サウジアラビアの敗戦が日本とオーストラリアへの“追い風”であることは認めつつ、「だからといって我々の状況は変わらないし、決意も変わらない」と強調した。

 オーストラリアには過去のW杯予選で5分2敗と、勝ったことがない。歴史的な初勝利でロシアへの道を切り開くことはできるか。27日からの合宿では「どちらかと言えばメンタルの準備をしている。リカバリー中心だ」と説明。「昨日は戦術的なトレーニングを少し行ったが、疲労や暑さなどを考慮して、かなり軽いトレーニングにした」と、主にコンディションとメンタルの調整に力を注いできた。

「もちろん、相手をリスペクトしないといけない。しかし、その前に自分をリスペクトしないといけない。自分の可能性を信じることができなければ、自分に限界をつくり、不可能をつくってしまう」。そう力を込めた指揮官は「私が必要とするのは11人の戦士、侍だ」と声を大にし、「日本人が誇りを持っているこのチームにとって、明日は重要な試合。そこで失敗は許されない」と必勝を誓った。

(取材・文 西山紘平)


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