「SPコミックス 96巻 表紙」/(C)さいとう・たかを

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 10月6日(金)から11月27日(月)に『連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか……』を大阪文化館・天保山で開催する。

【写真を見る】『連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか……』展示会ロゴ/(C)さいとう・たかを

1968年11月の「ビッグコミック(小学館)」で連載をスタートし、発行部数は2億部を越えるという人気マンガ作品の「ゴルゴ13」。2018年の連載50周年を記念した今回の特別展は「SPコミックスコンパクト ゴルゴ13」で解説をしている杉森昌武氏が監修。会場は第1〜5章で構成されている。

第1章「軌跡」ではゴルゴの前身といわれる「007」シリーズを含め、全エピソードから厳選した初公開を含む約40点の原画を展示。ゴルゴへのコンタクト方法などのテーマについてもパネルで紹介される。

第2章「狙撃」ではゴルゴが使用してきた11丁のモデルガンが展示されるほか、見た目や重さを忠実に再現した愛用のライフル「アーマライト16」のスコープを覗いて狙撃気分を味わえるコーナーも登場。記念撮影をするにはもってこいのスポットだ。

第3章「女性」では、名作「海へ向かうエバ」の初公開原画をはじめ、ゴルゴに関わった女性100人にフォーカスした内容に。

第4章「制作」は、作者であるさいとう・たかをのこれまでの歩みが分かる資料や筆記具の展示のほか、さいとう・プロダクションの「武器庫」から門外不出だったモデルガンを初展示する。

第5章「人気」ではゴルゴをモデルにした省庁や企業のポスター、商品などを紹介するほか、著名人からの「ゴルゴへのラブレター」なども並び、その人気の高さが改めて実感できる内容となっている。

そのほかにもここでしか入手できないグッズの販売や、展示会会場に隣接するレストランにて期間中の金・土・日・祝日には「ゴルゴバー」、「ゴルゴカフェ」も登場。趣向を凝らした見どころが満載で、ファンならずとも思わずその世界感に引き込まれること請け合いだ。【関西ウォーカー編集部/石川貴大】

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