勝てばW杯出場が決まる大事な一戦に向けてハリルホジッチ「必要なのは11人のサムライ」《アジア最終予選》

写真拡大

▽30日に埼玉スタジアム2002で、翌日に行われるロシア・W杯(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦に向けた前日会見が行われた。

▽日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、W杯出場がかかる大事な一戦を前に意気込みを語った。

◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)

「みなさんこんにちは。我々はオーストラリアをリスペクトしている。現アジアのチャンピオンだ。しかし我々も決断力を持って勇敢に勝ちに行く。良いタイミングではないが、勝つ意欲はある」

──短い期間でのチームの仕上がりは

「どちらかといえばメンタルの準備を進めてきた。リカバリー中心となった。昨日は戦術トレーニングも行ったが疲労や暑さを考慮して軽いトレーニングをしている。選手との話はたくさんしており、個別にビデオを見せたりもした。チームは良い雰囲気になっている。選手たちはW杯に出場するために重要な試合だと理解している。ロシアに行く出場権は誰かからもらうのではなく、自分たちで求めなければいけない。そのためには勇敢な決断力を持たなければいけない。また、相手のフィジカル面の特徴もわかっている」

──今朝の試合でサウジアラビアが敗戦したことについて

「我々とオーストラリア双方にポジティブだが、状況は変わらないし決意も変わらない。イランのイラク戦も勝ちたかったが、そこで収められなかった勝利を明日は収めたい。そのあとにサウジ戦について話ができる」

──勝てばW杯が決まる重要な一戦に向けて、選手たちにはどのように戦ってもらいたいか

「私が来日してから、このチームをチームとして、個別の選手としてメンタル的に進化させようとしてきた。相手をリスペクトしなければいけないが、その前に自分をリスペクトしなければいけない。自分の可能性を信じることができなければ、可能性を制限してしまえば不可能を作ってしまう」

「このような試合がホームで行われると、イベントの重大さ、要求される大変さに応えなければいけない。だから、私が必要としているのは11人のサムライ。それで勝利を求めて戦う。今回は呼んでいる人数が多いが、選手たちは意欲を見せて良い雰囲気が漂っている。選手たちそれぞれが責任持っている。彼らにとっても重要な試合だとわかっている」

「日本代表を応援している方々にとっても大きなチャレンジだ。日本人が誇りに思っているこのチームにとって重要な試合。明日は良い機会であり失敗は許されない」

──オーストラリア相手の戦い方について

「オーストラリアに関しては2カ月の間チェックして分析してきた。細かな部分まで見てきていて、彼らの23人のリストを見たときにどういう形で来るかという可能性が2つ見えた。中盤を厚くするのか攻撃的にくるのかと分析している。相手も日本を分析しているだろう」

「我々とってより難しい試合かもしれない。なぜなら、いろいろな問題で変更を余儀なくされた。しかし、それを変えることで相手が知らない選手もメンバーにいる。逆に私はオーストラリアを自分のチームのように把握している。経験とゲームコントロールは相手が有利だが、日本にもダメージ与えられるクオリティがある。アウェイでも準備して戦った中で、うまくいった部分がある。今度はホームで少し形が変わが、勝つために武器を使っていきたい」

──勝てばW杯出場が決まる大事な試合で、試合終盤にバランスを崩してまでも勝利を求める可能性はあるのか

「もし、と仮定しながら話すことはずっとできる。我々もいろいろな状況を想定して戦術を準備している。イラク戦の3つの交代は想定していなかった。あの時は準備していたものとは違った。戦略は維持したが、不運なことに3人がピッチを出ることになった」

「現在、たくさんの問題があるが、私は今までにもこういった経験はある。冷静に対応しなければいけない。こういったタイプのゲームは経験している。ゲーム内外でたくさんのことが起こる。その中で、意欲や決意を持って勝利を求めて戦うのみ。成功すれば偉業になる。そのためにも、サポーターの皆さんの応援が必要。彼らは勝利に値する姿を見せてくれているので、それに応えるように選手がピッチで戦ってくれるだろう。この状況下で勝つために全力を尽くしたい」