絶滅危惧種・天然たい焼きを捕獲しに行こう!

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【写真を見る】いわゆる天然ものの焼き型。絶滅寸前だという

お腹の部分にたっぷり詰まったあんこやカスタードが美味しい日本特有の食べ物・たい焼き。身近な食べ物のイメージが強いたい焼きですが、実は“養殖もの”と“天然もの”の2種類に分かれているんです。今回は意外と知られていないたい焼きの世界について紹介していきます。

■たい焼きの“天然もの”と“養殖もの”とは?

8月22日の「マツコの知らない世界」(TBS系)では、「天然たい焼きの世界」について特集。天然たい焼きを34年間も追い続けている「たい焼きハンター」宮嶋康彦が登場しました。

“天然もの”のたい焼きとは、明治41年のたい焼き発祥当時から使われている焼き型を使ったもののこと。鉄製の棒の先に1つだけたい焼きの形をした型がついている焼き型を使い、一匹ずつ手間をかけて焼いていくのだとか。

宮嶋曰く天然と養殖は優劣をつける物ではないのですが、1つ2キロもある焼き型を使用する天然もののたい焼きは絶滅危惧種に。「およげ! たいやきくん」の発売をきっかけとしたたい焼きブームで一度にたくさん焼く必要が生まれたため、現在は養殖もののたい焼きが主流となっています。

番組を見た視聴者からは、「私たちが知ってるたい焼きは養殖だったのか!」「たい焼きってあのたい焼き器で焼いたのしかないと思ってた」「鯛にもたい焼きにも天然と養殖があるって考えると面白い」と驚きの声が。

■天然ものを“捕獲”に行く視聴者続出!

番組では、宮嶋が天然たい焼きを“捕獲”するたび、たい焼きの上に和紙を置いて「魚拓」にして残している様子も放送されました。宮嶋が確認した限り、1976年以前からある天然たい焼きを販売しているお店は全国に21店舗しか残っていないそう。

“天然もの”のたい焼きに心惹かれた視聴者は多かったようで、放送後SNSでは「昔行った思い出のたい焼き屋さん、マツコの番組で言ってた“天然もの”のたい焼き屋さんだった!」「初めて天然もののたい焼き捕獲したけど、外側がカリカリで本当に美味しい」「天然もののたい焼きを捕獲する旅に出ることを決意した」という報告の声が続出。

■パフェからお好み焼きまで… 変り種の新種たい焼きが続々登場中!

また、多くの人がイメージするたい焼きから進化した“新種”のたい焼きも多数登場中。番組内では、天然もののたい焼きの中でも変わり種の青森県・みわやの「揚げたい」が紹介されました。揚げて砂糖をまぶしたたい焼きに、マツコも「うわ、砂糖まぶしてあるんだ。美味しそう〜〜」と興味津々。

他にもたい焼きの口の中にあんこやカスタードだけでなく、クリームやチョコレートを詰め込んだ「鯛パフェ」や、キャベツや紅ショウガ、ベーコンなどのお好み焼きの具をたい焼きの生地で焼いた「お好みたい焼き」など、変わり種のたい焼きが続々と登場しています。

特製生地で餡を包み、たい焼き器で焼き上げた「クロワッサンたい焼」は、スイーツ好きの女性を中心に「焼き立てのクロワッサンたい焼きが世界で一番好き」「ぱりぱりサクサクの食感が最高」「期間限定とかカスタード味とかいろんな味があるのも嬉しい」と絶賛の声が。

絶滅危惧種の天然たい焼きから、新種のたい焼きまでバラエティに富んだラインナップを魅せるたい焼きの世界。あなたも気になるたい焼きを“捕獲”しに出かけてみては?