定額で乗り放題のタクシーが登場しそうだ。

「乗り放題タクシー」実用化へ

朝日新聞は8月30日、国土交通省がタクシーに「定期券」のような制度を導入する方針を決めたと報じた。エリアと対象期間、時間帯を限定して定額で乗り放題にする。

道路運送法を一部改めるか特例を設ける方針で、2018年度に実証実験を行い、19年度以降の実用化を目指すという。

日常の「足」に

報道によると、国交省はこのサービスの導入で、高齢者の移動手段の確保のやタクシー需要の喚起を期待する。

例えば、自宅〜病院〜買い物の3点を定額で何度も周遊できるようにすることで、運賃を気にしない「日常の足」として利用できるようになる。

子育て世帯やビジネスマンの利用も見込んでおり、利便性の向上や経費精算業務の軽減などの効果も期待できるという。

福岡市やNYでは前例も

同様の制度は一部地域で、すでに始まっている。

福岡市内では2015年に、自宅と指定した2カ所が定額・乗り放題となるタクシー定期券「ジェロンタクシー」が誕生。

「JTB九州」News Release

同じく福岡県の北九州市にある三ヶ森タクシーでは、特定区間が載り放題となる「定期券」や学生限定の「学生定期券」、予め希望した運賃の範囲で何回でも自由に乗車できるお得な「高齢者フリーパス」などのサービスを提供。

配車サービス「ウーバー」も2016年から、ニューヨークなど米国の数都市で定額乗り放題サービス「ウーバー・プラス」を実施している。

ネット上には賛否両論の声

今回の国交省の方針について、ネット上の反応は。

賛成する声が多いが、一方でこんな意見も。

ドライバーの労働環境を懸念する声があった。朝日新聞によると、国交省は運転手の減収にならないように配慮して金額を定める方針だという。