ナイトプールで水着女子と写真を撮ってLINE交換を試みた山本氏(写真左)。

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 8月も後半。この夏、ナイトプールや海で20代の水着女子をゲットしようと躍起になっていた男性も多いのではないだろうか。現役のサラリーマンナンパ師に話を聞くと、ここ数年、海やプールでのナンパの手法は概ね以下のように決まっていた。

【海ナンパ声かけの例】
(砂浜で自撮りをしている女のコを発見)

男「写真撮ってあげようか?」
女「いいんですか?ありがとうございます!」
男「あ、そしたらかわりに俺たちも撮ってもらっていい?」
女「いいですよー!」
男「てか一枚一緒に撮ろうよ!」
女「いいですよー!はーい!」
男「じゃあ写真送るね、LINE教えてー!」
女「はーい!QR出しますね!」

 …と、このように「写真を送るから」を口実にLINEを交換するというもの。

 だが、この夏サラリーマンナンパ師たちに釣果を聞くと、すんなりとLINEを交換する「写真撮ってあげるよ作戦」が効かないという報告が相次いだのだ。

 いったい、夏のナンパにどんな異変が起きたのか。

◆写真撮ってあげて「LINEで送ろっか?」作戦が通じない!

 話を聞いたのは、30代サラリーマンナンパ師の山本伸太郎氏。

「異変を感じたのは、7月の半ばにニューオータニのナイトプールにナンパに行ったとき。一番かわいかった西野七瀬似と西内まりや似の女子大生に『写真撮ってあげるよ』と女のコのスマホを借りて写真を撮ってあげ、さらに一緒に写真を撮って『いまの写真、俺のスマホに送って』と、いつものようにLINE交換を試みようとしたのですが…」

 話を遮るように、二人組みのうちの一人、西野七瀬似の女子大生から山本氏はこんなことを言われた。

「写真送りますね!LINEじゃなくてエアドロでいいですよー!」
「エアドロ?なにそれ?」

 この後、山本氏は、女子大生のスマホさばきに衝撃を受けることになる。

◆20代パリピ女子が連呼する「エアドロ」とは何か?

 西野七瀬似の彼女は、その後山本氏のiPhoneを借り、慣れた手つきでいじり始めた。

 画面の下から上にスワイプし、彼女がタップしたのは「AirDrop」の箇所。送受信の相手として「全員」をタップ。すると、程なくして彼女たちのスマホで撮った写真が自分のカメラロールに入ってきたのだ。

「え?今のなに?エアドロップ?」

「LINE交換しなくてもBluetoothで写真を送れる機能ですよ。これならすぐ送れるし、時間もかからないしいいんですよね。ありがとうございまーす!」

 山本氏があっけにとられている間に、女子大生2人組はその場から去っていってしまった。

「それから、10組ほどの女性に声掛けしましたが、半数の女性が写真をAirDropで送るように指示してきたんです。iPhone同士でしかAirDropでの写真の送受信はできないようですが、今の20代女性のほとんどはiPhone使い。実質、AirDropでの写真交換が前提となっているようです」

◆20代女子がAirDropを使いたがる3つの理由

 その後、山本氏は由比ヶ浜(神奈川)や九十九里浜(千葉)、伊豆白浜海水浴場(静岡)、ANAインターコンチネンタルホテルのナイトプールなどさまざまな場所にナンパに出かけたというが、各地で半数以上の女性が写真をAirDrop経由で送るように指示されたという。

「なぜエアドロップでの写真交換を望むのか、調べてみたところ3つの理由があることがわかりました。

1つは、見知らぬ男性にLINEを教えずに済むから。LINEを交換してから男をブロックすればいいじゃんというのはオッサンの考え。彼女たちはそもそもLINEを交換する行為自体が面倒くさいみたいなんですよね。

2つ目は、通信料がかからなくて済むから。20代女性の大半が毎月末になると通信制限に苦しみます。今や、写真や動画の送受信で彼女たちの通信料は想像できないほどの量。AirDropならば通信料を気にせずデータを送りあえるので経済的なのです。