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清水建設とNTTテクノクロスは、清水建設が新規開発した施設向けのIoT基盤システムやNTTテクノクロスが提供する可視化システムYellowfin、オープンソースのサーチエンジンElasticsearchなどを組み合わせ、効率的なオフィスの使われ方を研究する共同実証を9月から来年3月までの7カ月間にわたり行う。

打ち合わせスペース、机や椅子の利用状況、執務スペースの利用頻度。実態を計測する術(すべ)はなかなか無いのが現状だ。しかし賃料も馬鹿にならないオフィス空間、適切な使われ方をしているのか?否かは、企業経営にとっても重要な存在であるはずだ。両社はNTTテクノクロス横浜事業所(横浜アイマークプレイスのオフィス執務スペース)で効率的なオフィスの使い方を追求するために、共同実証を9月から来年3月までの7カ月間にわたり行う。

使用するIoT無線センサは約50台、打ち合わせスペースの机、階段、通路に人感センサ、椅子には振動センサを設置するなど利用時間帯や利用頻度を計測し、可視化する。打ち合わせの時間帯の設定効率化や過度に少なくなっているスペースや過度に多くなっているスペースを一目瞭然とすることで最適解を求める。効率的なスペース運用は生産性の向上に関わるほか、一人あたりにつき10立方メートルの容積確保を示す"気積"の存在など法律で規定されている事案でもある。

利用されるシステムは、清水建設が新規開発した施設向けのIoT基盤システムで施設内の計測データを一元的に収集できる。これにNTTテクノクロスが提供するオーストラリアに本拠を構えるYellowfin社のブラウザだけで利用できるデータ分析ツール。Apache Luceneをベースにオープンソースで開発、RESTful APIとJSONを使った拡張性の高さや高速性、大容量のデータを扱える全文検索エンジンとしてIoTセンサーデータの取り込みに利用する企業が増えているというElasticsearchを用いる。

清水建設は、今後施設内IoT基盤システムを活用することで、オフィスのレイアウト変更や施設の改修、オフィスビルの効率的な運営管理のあり方を提案するとともに、人やモノの動きと連動した新たなビル管理システムの構築を目指すとしている。また、NTTテクノクロスは、ElasticsearchのデータをYellowfin上に取込んだIoTデータ分析の適用検証を踏まえ、ソリューションの普及や販売促進に取り組んでいく。