外国語を学ぶにあたっては教科書選びも重要なポイントとなる。何せ、一から勉強を始める者にとっては教科書に書かれていることがすべてだからだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人女性の手記として、「日本で売られていた中国語のテキストを見て、怒りを感じた」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 外国語を学ぶにあたっては教科書選びも重要なポイントとなる。何せ、一から勉強を始める者にとっては教科書に書かれていることがすべてだからだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人女性の手記として、「日本で売られていた中国語のテキストを見て、怒りを感じた」と論じる記事を掲載した。

 街の書店を訪れてみれば、さまざまな種類の中国語のテキストが販売されていることが分かるだろう。この中国人女性が手にしたのは、『爆裂中国語』(著者:ジェームズ・J. ワン 翻訳:森由美 発行:日経BP社)で、学校教育の場で使われているものではなく、誤解しやすい中国語や、地元では使われているが辞書には載っていない表現を紹介する、テキストというよりは読み物に近いライトな書籍のようだ。記事では内容を抜粋して紹介しているが、喧嘩や人を罵る時に使うような言葉や表現がたくさん紹介されている。

 また、テキストの例文が「貧しい」ことを揶揄する言葉だったり、もっとも強い語気で「人を罵る」内容が散見されたため、中国人としては「まるで中国がバカにされているようだ」と感じたという。

 テキストの例題があまり適切ではなかったためか、この中国人女性は「日本の歴史教科書はわい曲されていると言われるが、このテキストを見れば、そう言われるのも納得」だと主張、中国の歴史の教科書は「歴史家によって書かれたものを教科書に掲載しているから正確、日本でも用いられるべきだ」と論じた。

 日中間の教科書問題は今でもデリケートな問題であるが、中国語のテキストに「罵る言葉」や「汚い表現」があえて掲載されているのを見て、この中国人女性はどうしても納得できない気持ちになったようだ。中国人ネットユーザーからも「日本人は中国語で罵りの表現を学んでどうするつもりだ? こんな言葉を中国で使ったら殴られても文句を言えないぞ」、「せっかく中国語を学ぶならば、もっと為になる言葉を学ぶべきだ」といったコメントが寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)