洋上風車のイメージ。(写真: 三菱重工業の発表資料より)

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 三菱重工業は、同社が出資する合弁会社が、ドイツの北海沖合に作られる洋上風力発電所の中核設備となる、世界最大出力8,000kW級の洋上風車31基を受注したと発表した。

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 受注したのは、デンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)との折衷出資による洋上風力発電設備合弁会社、MHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)。発注元は、カナダ・トロントに本拠を置く独立発電事業者(IPP)、ノースランド・パワー社(Northland Power Inc.)。

 現在ドイツの北海沖合では、ドイチェ・ブッフト洋上風力発電所プロジェクト、通称「Deutsche Bucht:“DeBu”」なるものが2019年後半の運転開始を予定して進められており、その目標総出力は25万2,000kW、MHIヴェスタスはこれに向け、同社の洋上風力発電設備V164-8.0MWを提供するという形である。

 なおV164-8.0MWは英国の洋上風力発電プロジェクトで既に商用運転を開始しているモデルである。

 DeBu発電所は、ドイツのエムス河口近くのボルクム島北西約95kmに位置し、ノースランド・パワー社が別途進めている洋上風力発電プロジェクトに属するノルドゼー・ワン発電所から約77kmの距離にある。

 完成の暁には、17万8,000を超える世帯に電力を供給するとともに、年間36万トン超の二酸化炭素を削減することができ、ドイツ政府の二酸化炭素排出量削減目標達成に大きく貢献することとなる。

 契約には、設置だけでなく15年間の保守サービスも含まれている。今回のプロジェクト参画により、ドイツの洋上風力発電市場におけるMHIヴェスタスの存在は一層強固になるという。