ノートルダム寺院修復に130億円の寄付を、教会が基金設立

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[パリ 29日 ロイター] - カトリック教会のパリ教区は、ノートルダム大聖堂に彫刻されているガーゴイルやアーチの劣化を受け、1億ユーロ(約130億円)の修復資金調達に乗り出した。

12世紀に建造されたノートルダム寺院は、年間1200万─1400万人の見学者が世界中から訪れる観光名所だが、公害と経年により、大きな石塊が落下するなどしている。関係者は、落下した石工を集めた場所を「石の墓」と呼んでいるという。

教区が設立した慈善基金「ノートルダムの友」のミシェル・ピコー会長は「修復作業を行わなければ、外側の構造部分の一部が滑落する危険がある。これは極めて深刻なリスクだ」と述べた。ただ教会関係者は、訪問するうえでは聖堂は安全としている。

聖堂は国が所有しており、修繕のため毎年200万ユーロの予算を計上しているが、大規模な修復を行うには不十分という。最後の修復作業は、1800年代に行われた。