9月1日の「防災の日」に合わせて、防災アイテムの見直しが推奨されています。そこで、新常識として持つべきものを防災プロデューサーの永田宏和さんに伺いました。


防災の日をきっかけに、あらためて備品を見直しましょう!

「災害時は安全に避難することが第一です。したがって、手がふさがる懐中電灯よりも、両手が自由に使えるヘッドライトが好ましいと言えます。これに加えて、広範囲を明るくでき、避難生活に役立つLEDランタンの用意をしましょう」

常備しがちな軍手ですが、じつは防災アイテムとしては不安な点が。

「がれきの撤去用に軍手を持っている人が多いのですが、クギや木のささくれをガードできないのでじつは危険なのです。丈夫な革の手袋に交換しましょう」

意外と重宝するのがレインコートとガムテープ。

「レインコートは、ホコリや雨よけに加え、防寒対策に使えます。また、ガムテープは粘着クリーナーとして、服などについたガラスの破片を取り除くほか、避難先などを書くことも。家にはっておけば飛ばされないので、メモになります」

もちろん、上記に紹介した以外の定番アイテムも大切です。今一度使用期限などを確認し、いざというときに備えましょう。

<イラスト/macco 取材・文/ESSE編集部>