【米ビルボード・アルバム・チャート】ブランド・ニューが自身初のNo.1、コダック・ブラックは5か月余りで自己最高位を更新

写真拡大

 米ニューヨーク出身のオルタナティヴ・ロック・バンド、ブランド・ニューの新作『サイエンス・フィクション』が、自身初のNo.1デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 本作は、2009年にリリースした4thアルバム『デイジー』から、およそ8年振り、通算5枚目となるスタジオ・アルバムで、全米アルバム・チャートで1位を獲得するのは、本作が初となる。初動ユニット数は58,000で、アルバムの実売は55,000枚だった。ストリーミングは弱いが、セールスが好調。ストリーミングが強いラッパーとは対照的に、ロック・バンドはアルバムの売上枚数(ダウンロード数)を稼いで、上位にデビューすることが多い。

 一方、2位にデビューしたコダック・ブラックのミックステープ『プロジェクト・ベイビー2』は、ストリーミングが好調で50,000ユニット数を記録し、自身最高位を更新した。本作は、今年3月に発売されたデビュー・アルバム『ペインティング・ピクチャーズ』(最高3位)から、5か月ほどでリリースされた新作。コダック・ブラックは、シングル「トンネル・ヴィジョン」がソング・チャート最高位6位を記録する大ヒットを記録し、ブレイクに繋げた。

 ケンドリック・ラマーの『ダム』を3位に挟み、4位にデビューしたのは、UKの5人組ポップ・パンク・バンド、ネック・ディープの3rdアルバム『ザ・ピース・アンド・ザ・パニック』。初動ユニット数は32,000で、2015年8月にリリースされた2ndアルバム『ライフス・ノット・アウト・トゥ・ゲット・ユー』で獲得した17位から4位へ、一気に飛躍した。本国UKチャートでも、前作の最高8位から4位へ、最高位を更新している。UKロック、UKインディー両チャートでは、自身初のNo.1獲得を果たした。

 9位には、米ニューヨーク・イーストハーレム出身のラッパー、デイヴ・イーストのEP盤『パラノイア:ア・トゥルー・ストーリー』が初登場。ナズのレーベル<マス・アピール・レコーズ>と契約した注目の新星で、2010年からコンスタントに10作のミックステープを発表し、昨年8月に初のEP盤『ボーン・ブローク,ダイ・リッチ』をリリースしている。本作は、およそ1年振り、2作目となるEP盤で、自身初のTOP10入りを果たした。

 12位には、ヒップホップ集団・エイサップ・モブのメンバー、エイサップ・ファーグの第二弾となるミックステープ『スティル・ストライビング』が初登場。2016年4月に発表した2ndアルバム『オールウェイズ・ストライヴ・アンド・プロスパー』から、およそ1年ぶりの新作で、先行シングル「イーストコースト」がスマッシュ・ヒットを記録した。8月25日には、ファーグも参加したエイサップ・モブの新作『Cozy Tapes, Vol. 2: Too Cozy』がリリースされている。

 27位に初登場したのは、米ブルックリン出身の4人組ロックバンド、グリズリー・ベアのおよそ5年振りとなる新作『ペインテッド・ルインズ』。2009年リリースの3rdアルバム『ヴェッカーティメスト』が最高8位、前作『シールズ』が7位をマークしたが、本作で大幅にランクダウンしてしまった。UKチャートでは、前作から3ランクアップして14位に初登場し、アイルランドでは自身初のTOP10入り(6位)を果たしている。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、8月30日22時以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『サイエンス・フィクション』ブランド・ニュー
2位『プロジェクト・ベイビー2』コダック・ブラック
3位『DAMN.』ケンドリック・ラマー
4位『ザ・ピース・アンド・ザ・パニック』ネック・ディープ
5位『レインボー』ケシャ
6位『アメリカン・ティーン』カリード
7位『グレイトフル』DJキャレド
8位『÷』エド・シーラン
9位『パラノイア:ア・トゥルー・ストーリー』デイヴ・イースト
10位『エヴォルヴ』イマジン・ドラゴンズ