2015年にカナダで開催されたパンアメリカン競技大会に米国代表として出場し、陸上男子5000メートルで銀メダルを獲得したデビッド・トーレンス(2015年7月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国を拠点に活動していた沖縄生まれの中距離ランナーで、2016年のリオデジャネイロ五輪にペルー代表として出場したデビッド・トーレンス(David Torrence)選手が、自宅で死亡しているのが発見された。31歳だった。

 地元メディアの報道によると、トーレンス選手は28日、自宅アパートのプールの底に沈んでいるところを発見された。死因は現在も調査中だという。訃報を受け、米国の陸上界は哀悼の意を表している。

 全米陸上競技連盟(USATF)はツイッター(Twitter)に「陸上界は本日、偉大な友人にして選手を失いました」と投稿。有力ランナーで友人のカイル・マーバー(Kyle Merber)も、「われわれはきょう、素晴らしい選手であり、何より最高の友人だった人物を失った」とコメントした。

 沖縄で生まれたトーレンス選手は、米国で育ち、数年間は同国代表として大会に出場していたが、2016年に母親の出身国ペルーの代表選手として戦う意思を表明していた。

 リオ五輪では男子5000メートルに出場し、優勝したモハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)から約40秒遅れの最下位だったものの、決勝に進出していた。

 トーレンス選手はまた、2016年に薬物違反絡みでスペインの警察当局に逮捕された。ジャマ・アデン(Jama Aden)コーチの捜査にも関わっており、短期間ながら師事したアデン氏について、情報を調査当局に流したことを明らかにしていた。アデン氏は、エチオピアのゲンゼベ・ディババ(Genzebe Dibaba)をはじめとする数多くの選手を指導していた。
【翻訳編集】AFPBB News