「たらいうどん」(572円)。「冷・温」が選択できる(写真は冷)

写真拡大

1999年、福岡市城南区長尾に第一号店を構えた「能古(のこ)うどん」。現在では、福岡市内を中心に9店舗を展開している。博多のうどんでは珍しい、コシのあるツルツルとした自家製の麺が有名。その独特ののど越しは、冷たい「たらいうどん」や「ぶっかけうどん」でいただくのがオススメだ。

【写真を見る】独特のコシを出すために、一度茹でた後に必ず氷水で締める

■ 独特の“ツルシコ麺”にリピーター多数!

「能古うどん」最大の特徴は、自社工場で製造するオリジナルの麺だ。生地を2度熟成させることで、細麺ながらシコシコとしたコシを実現。その上、冷たいメニューや温かいうどんに限らず、注文を受けると、麺をゆでた後に必ず氷水でしっかりと締めるというひと手間を加える。程よい弾力とつるんとした質感に仕上げた麺は、つけダレやダシ汁とよく絡み、食べ応えも十分だ。

■ うどん以外にチャレンジしたサイドメニューも要チェック!

うどんのほかに人気なのが、特製のツユを使用した「天丼」(907円)。エビが2尾に、ニンジン、ナス、青物(写真はスナップエンドウ)の4種類が乗る。ボリューム満点な内容だが、ほんのり甘く味付けされたツユと具材がよく馴染み、最後まであっさりといただくことができる。

ランチでの利用はもちろん、夜だけの楽しみもある。16:00からは「もつ鍋」(1188円)が登場。スープは味噌か醤油を選ぶことができ、締めにはうどんが付いてくる。さらに、味噌味には自家製の明太子(プラス162円)をトッピングすることができので、よりコク深い味わいを堪能しよう。

店内には、自家製の麺のほか、麺ツユ、明太子、柚子胡椒、漬物などの自社製品を多数販売している。これだけの商品ラインナップは本店だけ。お土産にいろいろと物色するのもいい。【九州ウォーカー編集部/文=森川和典(シーアール)、撮影=本田純一】