全米オープンテニス、男子シングルス1回戦。勝利を喜ぶラファエル・ナダル(2017年8月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が29日、屋根が閉じられた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)のスタジアム内では、話し声などが騒音として反響されるとし、観客に声を抑えるよう理解を求めた。

 全米オープンで2度の優勝経験を誇るナダルは、同日行われた男子シングルス1回戦でドゥサン・ラジョビッチ(Dusan Lajovic、セルビア)に7-6(8-6)、6-2、6-2でストレート勝ち。同大会1回戦での成績を13勝0敗に伸ばした。

 しかし、試合が行われたアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)の屋根は降雨のため閉められ、2万4000人の話し声などが大騒音として反響する事態となった。四大大会(グランドスラム)通算15勝のナダルは試合後、今回の影響でボールの音が聞こえなかったり、自分の声が相手選手に届かなかったりしたと苦言を呈した。

 2010年、2013年大会王者のナダルは試合後、「正直に言って、(騒音は)ちょっとうるさすぎた」とすると、「観客のエネルギーと応援は非常に大きい。他のそれとは別物だから、私も楽しんでいるし、忘れられない思い出となっている。でも同時に、屋根の下では騒音が大きすぎる。打つ時にボールの音が聞こえなかった」と語った。

「ショーだということは理解しているが、屋根が閉まっているときは、騒音についてもう少し厳しくならないといけない。すべての音が中にとどまるから大変なんだ」

 総工費1億5000万ドル(当時約154億8000万円)が投じられた全米オープンの屋根は、初めて使用された昨年大会でも、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)が同様の不満を口にしていた。

 2012年大会覇者のマレーは、雨が屋根の上に落ちると線審の声が聞こえなくなると訴えており、酒を飲みながらナイトセッションマッチを見つめる観客に対し、試合を裁いた主審もボリュームを下げるよう求めていた。
【翻訳編集】AFPBB News