何かと汗をかくことが多いこの時期は、家のタオルが大車輪の活躍をしてくれる。しかし巷で販売されているタオルの中には、吸水性の低いものや、肌触りの悪いゴワゴワなものも紛れており、そんなタオルを使うと不快感が残る。(イメージ写真提供:123RF)

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 何かと汗をかくことが多いこの時期は、家のタオルが大車輪の活躍をしてくれる。しかし巷で販売されているタオルの中には、吸水性の低いものや、肌触りの悪いゴワゴワなものも紛れており、そんなタオルを使うと不快感が残る。だが、そんなモヤモヤとは無縁なのが、日本が誇るタオルブランド「今治タオル」の製品だ。中国メディア・今日頭条は24日、「不条理な日本人 どうして1枚のタオルがこんな高い値段で売れるのか」とする記事を掲載した。

 記事は「中国ではタオル1枚に1500円も出せば多くの人が高いと感じるだろう。しかし日本では『今治タオル』が最高2万円で売られている。日本人はなんて不条理なんだと思ってしまうが、実際この高級ブランドタオルは高い人気を保ち続けているのだ」とした。そして2014年の調査では、日本における「今治タオル」ブランドの認知度が76.9%に達していること、日本の各高級ホテル御用達にもなっていることを紹介している。

 この「今治タオル」が日本人から絶大な人気を集めている理由について、記事は「小顔効果とか肌の調子が良くなるとかいうような複雑な話ではない。水に浸して5秒以内で沈む、雲に包まれているかのような柔らかさが魅力なのだ」と説明。もともと日本有数のタオル生産地だった愛媛県今治市は、かつて廉価な中国産タオルの勢いに押されて不況に陥ったこともあったが、地元関係者が「今治タオル」のブランド化を思い付き、吸水性や肌触りを含む12の項目テストに合格した商品にロゴマークを付ける制度を導入、知名度の上昇とともに人気も高まり、日本国内のみならず海外展開も行うほどにまで成長したと伝えた。

 また、ブランドの良質なイメージと品質の維持のために、2007年には「タオルソムリエ」という資格制度を導入。タオルの発展史や製造工程、種類分け、顧客への対応といった試験にパスしたソムリエたちが活躍していることを紹介した。

 記事は「今治タオルの経験からは、マーケティングの重要性を見ることが見ることができる。美辞麗句で消費者を呼び込むのではなく、商品自体が持つ他者には代えがたい価値を見出すことこそが、長生きするブランドになるためのカギなのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)